フィリピン セブ島のサマースクール(ジュニアキャンプ)は、小学生から単身留学することができます。
期間は2週間が主流で、フィリピンならではの豊富なマンツーマンレッスンやグループレッスンを通じて英語力を上げることができます。
また、土日にはウォーターアクティビティやボランティアを通じて異文化を体験できるのも魅力の1つです。
- 英語力を身につけられる
- 海外経験を得て視野が広がる
- 親元から離れて自立できる
一回り大きくなった日焼けした我が子に出会える、そんなフィリピンのサマースクールを紹介します!
フィリピンのサマースクールが人気の理由
日本から近い
成田国際空港からセブ島までのフライトは約5時間。
時差もマイナス1時間なので時差ぼけになることはありません。
移動で子供の体力が大きく削られることがないので、次の日からは元気にレッスンに参加することができます。
マンツーマンレッスンが多い
フィリピン留学のメリットの1つに欧米と比べるとマンツーマンレッスンが多いことがあげられます。
スピーキングなど生徒同士が刺激しあった方が向上しやすい学習はグループレッスンで行い、ライティングや文法など個々の英語レベルに合わせて指導した方が効果的な学習はマンツーマンレッスンで実施し、学習内容によって使い分けています。
子供好きな国民性
フィリピンは子供の多い国で、若い男性でも子供と遊ぶことが上手な人が多い傾向にあります。
フィリピンを訪れた日本人の中には、子供への対応の良さから子連れに優しい国と感じる方もいます。
男女、年齢に関係なく子供好きが多いフィリピンですから、海外経験の少ない子供にとっては安心と言えます。
コストが低い
フィリピンは日本から近いため、航空運賃も欧米と比べると半額以下です。
また、欧米諸国と比べると人件費が安いためレッスン料もお手頃。
そのため、全体的にコストが低くなります。
留学する人の多い時期(夏休みやゴールデンウィーク)の予約がすぐに埋まってしまうのも、この手軽さが1つの理由にあげられます。
ウォーターアクティビティを楽しめる
セブ島には美しい海が、リゾート地としても人気があります。
そんな海に近い環境だからこそ、週末はアイランドホッピングツアーなどのマリンアクティビティを予定している語学学校が多いです。
また、宿泊するホテルや学校寮にプールがついているので、授業の一環で利用したり、放課後や週末に大人の見守りのもと遊ぶことができます。
異文化体験ができる
サマースクールでは英語学習にとどまらず、異文化体験ができるようプログラムが組まれています。
フィリピン料理を食べる機会があったり、貧困地域にボランティアに行くツアーを開催したり、中にはローカルが通う市場を見学する語学学校もあります。
日本とは全く違う世界を見ることで、子供の視野を広げることができます。
24時間フィリピン人スタッフがケアしてくれる
フィリピンのサマースクールにはガーディアンと呼ばれる生活のお世話をしてくれる大人が付きます。
子供と同室、または近くの部屋に滞在しているので夜中でも何かあれば対応してくれます。
フィリピン人がサポートしてくれることで1日を通して英語を使うことができる環境です。
日本人スタッフが常駐している
語学学校には日本人スタッフが常駐しています。
何か困ったことがあっても日本語で意思疎通をすることができます。
スクールナースがいる
フィリピンのサマースクールには常駐のナースが配置されています。
慣れない海外の生活で体調が悪くなってしまっても、回復するまでしっかりサポートしてもらうことができます。
電子機器の使用を禁止する学校が多い
サマースクールではスマートフォンやゲーム機の使用に関するルールが設けられています。
家族と連絡を取る時間以外は使用禁止など制限されているケースが多くその分、新しい友達やケアしてくれるフィリピン人スタッフとコミュニケーションすることができます。
普段ゲームをしている時間が長い子供にとってはデジタルデトックスの機会にすることもできます。
フィリピンのサマースクール概要
開催時期
フィリピンでは夏休みだけでなく、春休みにもサマースクールが開催されています。
そのため、サマースクールのことをジュニアキャンプと呼ぶことが多いです。
対象年齢
フィリピンのサマースクールは小学生・中学生・高校生を対象にしています。
小学生は早ければ低学年から参加できるサマースクールもあります。
一人で海外留学に行かせることに不安を感じる保護者の方も多いと思いますが、日本の空港から引率してもらえますし、現地でもガーディアンのサポートがあるので安心してお任せすることができます。
集合場所
集合する空港は成田国際空港が多く、日本語の話せる引率者が子供たちをフィリピンまで引率します。
フィリピンへの15歳以下の単身渡航はWEG申請という手続きが必要となりますが、語学学校によっては申請代行の費用が含まれており手続きを任せることができます。
滞在先
- ホテル
- 語学学校の学生寮
語学学校によって滞在先は異なりますが、日本人が安心して滞在できる清潔感のある施設が用意されています。
ホテルや寮にはカフェテリアや売店、プールなどがあります。
スケジュール
平日(例)
6:30 | 起床・身支度 |
7:00~8:00 | 朝食 |
8:00~8:55 | マンツーマンレッスン リーディング |
9:00~9:55 | マンツーマンレッスン ボキャブラリー |
10:00~10:55 | グループレッスン スピーチ |
11:00~11:55 | マンツーマンレッスン ライティング |
12:00~13:00 | 昼食 |
13:00~13:55 | グループレッスン スポーツ |
14:00~14:55 | マンツーマンレッスン 文法 |
15:00~15:55 | グループレッスン 英検対策 |
16:00~16:55 | マンツーマンレッスン 発音 |
17:00~17:55 | グループレッスン 個人課題・アクティビティなど |
18:00~19:00 | 夕食 |
19:00~20:30 | 自習時間 スピーチ練習・授業の宿題・日本の宿題など |
20:30~22:00 | 就寝準備 |
22:00 | 就寝 |
サマースクールでは「マンツーマンレッスン」「グループレッスン」の2つの形態で学習をします。
グループレッスンでは英語学習の他に、卓球やバトミントン、理科の実験、クラフトなどのアクティビティを交えてアウトプットを促す語学学校もあります。
休日(例)
6:30 | 起床・身支度 |
7:00~8:00 | 朝食 |
8:00~18:00 |
アクティビティ
|
18:00~19:00 | 夕食 |
19:00~20:30 |
自習時間 |
20:30~22:00 | 就寝準備 |
22:00 | 就寝 |
土曜日は学外アクティビティで体力の使うものを、日曜日は半日アクティビティや学内で過ごす時間も設けられており、忙しくなりすぎないように調整されています。
アクティビティの内容は語学学校によって異なりますが、日本ではできないフィリピンらしいプログラムが組まれています。
費用の目安
航空運賃を含まない場合
フィリピンのサマースクール 2週間の費用の目安は400,000円です。
航空運賃は語学学校が指定する便の予約が必要で、往復10〜13万程度が必要となります。
また、語学学校によっては4週間 530,000円程度で参加できることもあります。
宿泊施設のグレードや学外アクティビティの行き先などによって費用は変わります。
サマースクールを検討する際はカリキュラムや宿泊施設のチェックをしておくことをおすすめします。
航空運賃を含む場合
2週間で500,000円、4週間で650,000円が費用の目安となります。
この他に、海外旅行保険や現地で使うおこづかいが必要です。
サマースクールにおすすめの語学学校3選
CIAジュニアキャンプ
特徴
- サマースクールを2003年より毎年実施している老舗校
- 人気が高くリピーターが多い
- 空港とビーチに近いロケーション
対象年齢
CIA ジュニアキャンプの対象年齢は、8歳〜15歳の小学生・中学生です。
15歳以下の保護者を伴わないフィリピンへの渡航に必要なWEG申請は費用に含まれており、申請代行をしてもらうことができます。
カリキュラム(平日)
- マンツーマンレッスン 4コマ
- グループレッスン 3コマ
1コマ70分クラス(途中に5分休憩あり)で運営されており、1日に7コマのレッスンを受講します。
スピーキングや文法、単語、ライティングなどの英語学習のほかに、体を動かしながら英語を実践的に使う体育の授業も取り入れています。
体育の授業では水泳、バスケット、卓球、ボードゲームなどを通じて子供の英語のアウトプットをうながします。
夕食後にも単語テストやスピーチの練習があり、1日を通じて英語を学習できるカリキュラムが組まれています。
カリキュラム(休日)
土曜日には学外アクティビティが用意されており、5つ星リゾートホテルの大きなプールに泳ぎに行ったり、ショッピングモールにお土産を買いに行きます。
日曜日には学内イベントを中心に、映画鑑賞やスポーツを行います。
健康チェックや日本の家族に連絡をする時間も日曜日に設けられています。
滞在先
マクタンニュータウンにできた新しいホテルに宿泊をします。
ホテル、学習する場所は徒歩移動ですが安全で清潔なマクタンニュータウンなので安心です。
プール付きのホテルで、夜は静かな立地です。
費用
CIAジュニアキャンプの2週間の費用は 2700ドルです。(2025年実績)
1ドル140円で換算すると378,000円となります。
ここには授業料、食費、宿泊費、アクティビティ費、SSP(特別修学許可証)などが含まれています。
この他に、指定の航空券と、海外旅行保険、現地で子供が使うおこづかいなどが必要となります。
PILA ジュニアキャンプ
特徴
- 2024年オープンの新しい校舎
- セブ市内にある都会的なロケーション
- 2週間と4週間の期間から選べる
- ビル内に教室・学生寮・プールなどすべてそろった環境
対象年齢
PILAのサマースクールは、小学校3年生〜高校3年生まで幅広く受け入れています。
15歳以下の子供の保護者を伴わないフィリピン渡航に必要なWEG申請費用は料金に含まれており、手続きを代行してもらうことができます。
カリキュラム(平日)
- マンツーマンレッスン 4コマ
- グループレッスン 3コマ
- 体育又は自習 2コマ
- 自習時間 2コマ
1クラスは50分で運営され、10分の休憩時間が設けられています。
体育は小学生のみ全員参加で、中学生以上は希望制となっています。
体育に参加しない場合は自習の時間となります。
夕食後にも自習時間が設けられており、1日を通じて英語の学習をすることができます。
カリキュラム(休日)
土曜日は学外アクティビティ、日曜日は屋内アクティビティを中心に活動します。
セブ島の人気アクティビティの1つアイランドホッピング、市内観光、ショッピングなどがプログラムに組み込まれています。
滞在先
語学学校のビルの中に教室・学生寮・カフェテリア・屋内プールなどがあるので、移動に時間がかかりません。
小学生には24時間対応のガーディアンが3〜4名につき1名つき、手厚いサポートを受けることができます。
中学生以上の場合は子供のみの部屋割りになりますが、担当のガーディアンがつくのでサポート体制は整っています。
費用
PILAのサマースクール参加費用は 2週間 3200ドル、4週間 4200ドルとなります。(2025年実績)
1ドル140円で換算すると、2週間448,000円、4週間588,000円です。
費用にはおこづかい以外の航空券や海外旅行保険の費用も全て含まれています。
First English ジュニアキャンプ
特徴
- 日本人に合った学習カリキュラムを提供
- 英語学習に加え理科実験や工作などを取り入れている
- 学外アクティビティが充実しており体験が多い
対象年齢
ファーストイングリッシュのサマースクールは小学校1年生〜高校3年生まで受け入れています。
保護者を伴わない15歳以下のフィリピン単独渡航の場合はWEG申請を自身で行うか行政書士による代行申請を行う必要があります。
カリキュラム(平日)
小中学生 | 高校生 | |
マンツーマン | 4コマ | 4コマ |
グループ | 2コマ | 4コマ |
理科・工作 | 1コマ | なし |
夕食後には日本の宿題や個人の課題を行う時間が1時間半、設けられています。
日本人に合った英語学習を提供しており、小学生から高校生まで英検対策もカリキュラムに組み込まれています。
カリキュラム(休日)
- アイランドホッピング
- ボランティア活動
- プールアクティビティ
- ショッピング
- 市内観光
- 市場見学
ファーストイングリッシュのサマースクールでは休日だけでなく平日にも学外アクティビティを行なっており、体験活動に力を入れています。
フィリピン人スタッフも参加するプールアクティビティでは遊ぶだけではなく、英語でコミュニケーションできるようなゲームを交える工夫がされています。
また、現地の生活を体験できるよう市場を訪れたり、貧困地域のボランティア活動も行います。
滞在先
プール付きのホテルに宿泊します。
24時間ガーディアンが付き添っており、手厚いサポートを受けることができます。
また、日本人スタッフが帯同しているので日本語対応が可能です。
費用
ファーストイングリッシュのサマースクールの費用は16泊17日で399,000円です。(2025年実績)
これに加えて、航空代金と海外旅行保険、WEG申請費用が必要となります。
セブ島留学センターに相談する
フィリピン・セブ留学のご質問は、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。
サマースクールに期待できる子供の成長
英語力がつく
初めは英語だけの授業に戸惑う子供が多いですが、子供の耳は順応性がありまずはリスニング力が伸びます。
また、担当の先生とコミュニケーションしているうちに先生が言いたいことが分かったり、簡単な英語で意思表示をできるようになっていきます。
2週間程度では英語を話せるようにはなりませんが、授業や生活でよく使う会話の受け答えができるようになる子供が多いです。
英語でコミュニケーションする意欲が高まる
日本では英語を話す機会がなく、英語は教科の1科目としか感じられていない子供もいます。
でも、セブ島では日本語は通じないのでコミュニケーションの手段として英語を話すことになります。
自分の英語が通じた経験を積むことで、英語を身近なものに感じたり興味関心を深めることができます。
好きな先生やスタッフができると「英語を話せるようになりたい」という強い気持ちを持つ子供も多くいます。
海外経験を得て視野が広がる
セブ島では自然の美しさを体感したり、貧困地域へのボランティア活動を通じて恵まれない生活を知ることができます。
テレビや本で見るのではなく実際に目で見て交流することで、リアルに世界にはさまざまな人がいることを体感することができます。
海外旅行とは違う経験ができることもサマースクールの魅力と言えます。
自立心が芽生える
親元から離れて生活することで、自分で生活する力が身につきます。
フィリピンでは水道の水が飲めませんし、セブ島には電車はなく日本とは違うことが日常的にあふれています。
住み慣れた日本ではないフィリピンで生活できた経験は、子供の自信にもつながります。
年齢別に見るフィリピン サマースクールの内容
小学生
低学年
小学校低学年から参加できるサマースクールがフィリピンにはあります。
レベル分けテストの結果や年齢を考慮したカリキュラムで学ぶので、英語ゼロの状態でも参加することができます。
体を動かして体感的に英語を学ぶグループレッスンを取り入れながら、低学年であっても1日を通じて集中力がもつように配慮されてクラス運営がされています。
フィリピンのサマースクールでは生活面のお世話をするガーディアンがつくので、24時間大人の見守りがある点も小学生には安心です。
高学年
高度な英語学習ができるようになってくる高学年では、英会話に加えて文法やライティングなどの本格的な学習が入ります。
英検対策を行う語学学校もあり、サマースクール期間中に成果が出るようにそれぞれの語学学校では力を注いでカリキュラムを開発しています。
中学生
中学生になると行動力も付きますし、新しくできた友達と一緒にアクティビティを楽しむことができます。
学習する力や集中力のついている年齢なので、終日の英語学習に無理なく取り組むことができます。
英語のシャワーを浴び続ける生活になるので、特にリスニングのスコアを上げたり、英語で意思表示することが自然とできるようになっていきます。
また、多感な時期なので英語を話したり異文化を経験することで興味を海外に向ける効果も期待できます。
高校生
高校生になると自身で飛行機に乗ってフィリピンに語学留学することも可能です。
語学留学ではなく、サマースクールに参加するメリットは大きく3つあります。
- 日本の空港から送迎があるので入国審査などに不安がない
- 週末のアクティビティが組まれているので異文化体験ができる
- お世話をしてくれる担当がいるので生活面に不安がない
1日中英語を学ぶ英語漬けの毎日を過ごすことで、英語力を高めることができます。
また、サマースクールに参加した海外経験を大学の推薦入試の作文の題材にする人もおり、英語を学ぶ以外にも役立てることができます。
今回は、フィリピンでできるサマースクールについてまとめました。
サマースクールの人気は年々高まっており、募集締め切りが早まることもあります。
気になる方は空き状況など、まずはお気軽に相談してみてくださいね。
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