近年広がりを見せているフィリピン・セブ島留学。年間3万人の日本人が留学している人気の留学先です。
フィリピン・セブ留学が人気の理由は「短期で留学できる」「マンツーマン授業が中心」「費用が安い」の3点です。
この記事ではフィリピン・セブ島留学の準備において「学校に直接登録するのが安いのか」「エージェントを使った方が安いのか」という点について比較解説していきます。また、それぞれのメリット、デメリットについても紹介します。
目次
- フィリピン・セブ島留学に申し込む方法
- 学校に直接申し込む(エージェントなしの)メリット
- 学校に直接申し込む(エージェントなしの)デメリット
- エージェントを使って申し込むメリット
- エージェントを使って申し込むデメリット
- 優良な学校を見つけ出し、一番お得に申し込む手順
- おすすめのフィリピン留学エージェント
- 直接申し込めるおすすめ学校 3選
フィリピン・セブ島留学に申し込むの方法
フィリピン・セブ島留学は、語学学校に入学して英語を勉強する「語学留学」です。オーストラリアやカナダで人気があるワーキングホリデー(ワーホリ)や、正規の大学留学とは異なります。
ほとんどが民間の語学学校として運営されているため、フィリピン留学では「どこの学校を選ぶか」が重要です。
現在フィリピンには小さい学校も含めると、100校以上の語学学校があると言われています。留学を検討する大半の人が学校選びに苦戦し、情報が溢れすぎて、どこを選べば良いか分からなくなります。
そこに登場してくるのが「留学エージェント」です。留学エージェントとは、各学校の情報を集めて仲介をしている代理店のような存在です。フィリピン・セブ島留学においても、多くの留学エージェントが存在しています。
このような中で、フィリピン・セブ島留学に行きたいとなった場合、下記の2つの申し込み方法があります。
- (1)直接学校に申し込む方法(エージェントなし)
- (2)エージェントに相談し、エージェント経由で学校に申し込む方法
どちらが良いとは一概には言えず、それぞれ「メリット」と「デメリット」があります。
学校に直接申し込むメリット
(1)担当者の学校知識がある
学校の担当者は、学校のことを「狭く、深く」知っています。一方で留学エージェントの担当者は「浅く、広く」知っていることが多いです。学校に関して細かい質問がある場合、学校担当者に聞くと、さらに細かい情報を得ることができます。エージェントを介して、間接的に学校に聞くこともできます。
(2)予約内容を間違える可能性は低い
学校に直接申し込むことで、間違いが発生する可能性が低くなります。例えば、フィリピン留学に詳しくないエージェントの場合、管理が甘いことがあります。学校を間違えることはさすがにありませんが、コースや部屋タイプが間違って登録されていたなどは、口コミでも散見されています。
総じて「直接やり取り」するということは、より細かく、正しい情報をもらえるという点がメリットと言えます。
学校に直接申し込むデメリット
(1)費用は「正規料金」で、安くない
学校に直接申し込むと「安い」と思う人はとても多いです。しかしフィリピン・セブ島留学においては、学校に直接登録すると「損」になることがほとんどです。留学費用は「同額」というのが、一般的となっています。同額であれば、エージェントのサービスもプラスで使える方が得と言えます。
欧米系の留学エージェントは手数料ありが一般的なため、留学エージェント = 高いという認識が広まっています。しかしフィリピン・セブ島留学のエージェントは「手数料なし」が普通です。さらに他の特典やサービスを使えることがあるので、エージェントを使った方がほぼ確実に得となります。
(2)学校ごとの比較ができない
学校に直接相談すると、学校の良いところは詳しく分かっても「悪い」ところは分かりません。「狭く・深く」知っていることは、メリットでもありますが、他のことを知らないというデメリットにもなります。
優良なエージェントの場合は、比較説明をしっかりしてくれるので、自分に合わない学校を選んでしまう事態を避けることができます。
エージェントを使って申し込むメリット
「留学費用が得なる」「学校の比較ができる」という点がエージェントを使うメリットです。
また学校に直接申し込むと、渡航まではメールだけのやり取りになることがほとんどです。これは大半の学校が日本にオフィスがなく、現地で運営されているためです。
一方で留学エージェントの多くは、日本にオフィスがあります。直接オフィスに行って相談できたり、郵送で資料を受け取ったりできる点もエージェントを使うメリットと言えます。
エージェントを使って申し込むデメリット
「学校に詳しくない」という点がエージェントのデメリットです。学校の担当者のほとんどが、その学校に留学し、その延長線でマネージャーになっています。なので、その学校については誰よりも詳しいことが多いです。
一方でエージェントは、いろいろな学校のことを知っている反面、一つの学校の知識はそこまで深くありません。
優良な学校を見つけ出し、一番お得に申し込む手順
それぞれのメリットとデメリットを考慮し、一番間違いのないフィリピン留学の申し込み手順は下記の通りです。
(1)留学エージェントのWebサイトで、学校情報の収集を「幅広く」おこなう
まずは数ある学校を見て、その中で「3校」くらい自分に合っていると思う学校に目星をつける。その段階でエージェントに、学校ごとの違いなど「比較」について相談しても良し。場合によっては無料の「見積もり」を取って、費用差について先に見ておく。
(2)学校の公式ホームページ、Facebook、Instagram、Twitterを全チェック
エージェントのサイトは、多くの学校情報が網羅されている反面、一校についての情報量が少ない。エージェントサイトで目星をつけた学校の、公式ホームページやSNSをチェックすることで、より詳しい学校の雰囲気や情報を知れる。
エージェントが提示してくる料金が怪しい場合は、公式ホームページの公式料金表を確認し、見積もり書と照らし合わせる。より詳しい情報を知りたい場合は、学校担当者に直接問い合わせる方法も安心。
(3)Googleマップに掲載されている口コミを要チェック
日本で掲載されている口コミサイトの多くは学校の「広告」が入っている。そのため、悪いレビューは残らず、良いレビューばかり掲載されている傾向にある。「Googleマップ」に掲載されている口コミは、日本のみならず他国の人も書き込んでいたり、悪いレビューが付けられても、学校側が勝手に削除できないため中立性が高い。
(4)留学エージェントごとのサービス面を比較
留学エージェントによっても、サービス内容が違うため、よりプラスアルファが多いエージェントを選ぶのが一番お得。この時点で、直接申し込みよりは間違いなく得になる。例えば、オンライン英会話が無料で付いたり、SIMカードを事前に貰えたり、ギフト券を貰えたり様々。
(5)留学エージェントのサイトから申し込む
留学エージェントのサイトで申し込む時の注意点は、学校が公式でやっているキャンペーンがあれば使いたいと伝えること、リピーターの場合は2回目であることを確実に伝えること。学校との取引が乏しいエージェントの場合、学校がやっている公式キャンペーンや入学金オフを把握していない場合がある。見積書を取っていない場合は、申し込む前に必ず見積もりを取る。
(6)出発前は、エージェントと学校の相談を上手く使い分ける
出発前の準備は、登録したメインエージェントに相談するのが一般的。「航空券」や「保険」の事前準備はエージェントの方が詳しいことが多い。もし学校に関する質問があって、エージェントからの回答が微妙な場合、学校の担当者に直接聞くのもあり。学校によっては、登録したエージェントに相談してくださいと言われる場合もあるが、もしダブルサポートを使うことができればより安心。
(7)出発後も、エージェントと学校の相談を上手く使い分ける
出発後は、学校に駐在している「学校スタッフ」に相談するのが一般的。学校の授業や生活面に関することは、学校スタッフの方が当然詳しい。もし学校とトラブルになったり、学校担当者の対応が良くない場合は、エージェントに仲介として入ってもらうなどして、出発後もダブルサポートを上手く使う。
(8)まとめ
学校とエージェントを、ステップ別に上手く使い分けることによって、お得かつダブルサポート体制を確立することができる。エージェントだけに頼りきったり、学校に直接申し込みしてしまうと、この方法を使うことができない。
おすすめのフィリピン・セブ島留学エージェント
自分に合った学校を見つけことはもちろん、優良なエージェントを探すことも大切です。ここでは、フィリピン・セブ島留学のおすすめエージェントを紹介します。
セブ島留学センター
セブ島留学センターは、フィリピン留学を専門に扱う専門エージェントです。
フィリピン留学が日本で人気になる前から運営されており、各学校とも長年の付き合いがあると言えます。万が一のトラブル時にも対応も親切で、満足度も高いエージェント。
プラスアルファのサービスも豊富で、学校に直接申し込むよりお得に留学できます。
直接申し込めるおすすめ学校 3選
当記事で紹介したおすすめの申し込み方法は、エージェントと学校の相談をダブルで使い分ける方法です。それでも直接学校に申し込みたい人向けに、直接申し込めるおすすめ学校をご紹介します。
なお注意点としては、直接申し込みできる学校のほとんどが「日本人経営の学校」ということです。日本人経営の学校は「日本人が多い」という特徴があります。日本人が多いと安心という口コミもあれば、日本語を話してしまうという口コミもあり、ここもメリットとデメリットに分かれます。
日本人が少ない多国籍な学校は、直接申し込みできないことがほとんどなので、エージェントを介する方法が一般的となっています。
QQ English
QQ Englishは、日本人経営の学校の中で、最大級の規模を誇る学校です。日本のフィリピン留学ブームに人気に火をつけた学校と言っても過言ではありません。
リゾート側のシーフロント校と、市内のITパーク校の二つのキャンパスに分かれており、生活環境によってキャンパスを選ぶことができます。スピーキングにも重点を置いているため、英会話重視の方にも人気があります。日本にも東京オフィスがあり、直接申し込みできる学校の一つとなっています。
SMEAG
SMEAG(エスエムイーエージー)は、フィリピン留学の中でも運営歴が長い老舗校です。日韓共同で運営されているため、フィリピン留学の中で、最も多国籍なキャンパスを展開しています。
試験対策の公式試験会場にも認定されており、IELTS、TOEIC、TOEFLの対策コースでは、最も結果を出している学校と言えます。同じく、日本にも東京オフィスがあり、直接申し込みできる学校です。
TARGET
TARGETは、フィリピン・セブ島留学の中でも最安値水準の学校です。日本からの生徒が中心のため、日本人は多い学校ですが、その分マンツーマン授業もしっかりある人気の学校です。
学校としてのオフィスは日本にありませんが、ホームページから相談、申し込みをすることができます。