欧米圏と比較して費用をおさえられることから、中長期の留学先として人気のフィリピン。
フレンドリーで子供好きな国民性なので親子留学との相性も抜群です。
今回は3ヶ月のフィリピン親子留学の魅力や費用、おすすめの語学学校を紹介します!
3ヶ月のフィリピン親子留学の魅力
・視野が広がる
・壁を乗り越える経験ができる
フィリピンへの3ヶ月の親子留学は日本の学校での学習の遅れをあまり気にすることなく、英語力を伸ばすことができるメリットがあります。
小学生くらいであれば小学校で習う内容もそこまで難しくないため、タブレット学習などを活用しながら留学中も日本の学習を学ぶことが可能です。
英語力の向上
「子供は耳が良い」とよく言われますが、言語の習得に柔軟な時期のためリスニング力が伸びたり、発音がよくなる子供が多くいます。
学校の英語教育も変化しており親世代とは違って読み書きだけでなく、英語の聞き取りや話すことも評価されます。
日本人が苦手なリスニングやスピーキングをフィリピン留学で身につけ、英語の授業に自信を持って取り組めるようになる効果が3ヶ月の親子留学では期待できます。
視野が広がる
海外旅行とは違い、3ヶ月の親子留学はフィリピンの文化や自然、リアルな生活に出会う機会が多くあります。
フィリピンの良さを感じることもありますし、逆に日本との違いに気づいて当たり前だと思っていたことも日本の素晴らしさだと気づくこともあります。
2つの国の違いを知ることで視野を広げる経験ができます。
壁を乗り越える経験ができる
住み慣れた日本を離れ、英語しか通じない環境に身を置くことは楽しいことばかりではありません。
フレンドリーな先生たちのクラスであっても、初めは不安を感じることもあります。
英語を学ぶうちに少しずつコミュニケーション能力がつき、新しい環境の中で自分を出せるようになる体験は子供の自信につながります。
短期留学の場合は慣れた頃に帰国となりますが、3ヶ月の期間があるからこそ1からフィリピンでの生活を築き上げる成功体験をさせてあげることができます。
3ヶ月のフィリピン親子留学の費用
子供1名と保護者1名の合計留学費用は200万円が目安となります。
費用の内訳を一例として紹介します。
入学金 | 30,000円 |
授業料 | 1,000,000円 |
滞在費 | 650,000円 |
教材費 | 10,000円 |
光熱費 | 50,000円 |
SSPなど | 110,000円 |
VISA延長費用 | 60,000円 |
航空券 | 100,000円 |
上記費用に、現地でアクティビティに参加したりお土産を購入する費用が必要となります。
3ヶ月のフィリピン親子留学で気をつけたい3つのこと
・立地
・留学時期
1〜2週間の親子留学なら多少の無理も可能ですが、3ヶ月の場合は自分にあった生活環境に滞在することが留学の満足度に直結します。
例えば、高級ホテルに滞在する語学学校は旅行気分を楽しめるため短期留学に向きますが、長期になるとキッチンのない不便さなどを感じる人が増えます。
また、語学学校周辺に放課後も子供が楽しめるような環境があると、子供が英語学習だけでなくフィリピンに興味を持つきっかけになります。
食事
フィリピン親子留学の経験者の口コミでよく耳にするのが「留学中の食事は思っていた以上に大切だった」という意見。
語学学校の食事はビュッフェ形式の語学学校が多いですが、中にはキッチン付きのコンドミニアムに滞在できる語学学校もあります。
フィリピンの食事はお米に合う味なので日本人もなじみやすいですが、それでも毎日3食となると日本の味が恋しくなる方が多いです。
語学学校でしか食事ができない環境ではなく外食しやすい環境があったり、日本から持ち込んだ食材を使って料理ができるキッチンがあると留学生活のクオリティが上がります。
立地
セブ島と一言に言っても、ビーチリゾートに近いマクタン島エリアからセブ市内のような都会にある語学学校まで環境はさまざまです。
また、フィリピンにはセブ島以外にも各地に語学学校があり、それぞれ魅力があります。
セブ市 | ビジネスパークやITパークがあるフィリピン第二の都市。 都会的な生活ができる。 |
マクタン島 | マクタン・セブ国際空港のある島で、リゾートホテルや語学学校が多い。 アイランドホッピングなど海に行きやすい立地。 |
マニラ | ショッピングモールや水族館、博物館など子供が遊べる施設が充実しており首都ならではの都会的な滞在ができる。 |
クラーク | マニラから約90kmのところにありアメリカ人が多く住む治安の良いエリア。 ネイティブ講師のレッスンを受けられる学校が多い。 |
バギオ | 標高1500mにあるアメリカ統治時代に開発された町で治安が良い。 年間を通じて最高気温が26度を超えない避暑地。 |
バコロド | ネグロス島にある都市で田舎風情の残る港湾都市。 知名度が低く日本人の少ない環境で過ごせる。 |
イロイロ | パナイ島にある穏やかな町。 マニラやセブと比べると留学費用を抑えることが可能。 |
フィリピン留学中にどんな生活や体験をしたいのかによってエリアを選ぶことができます。
どのエリアであっても、学校周辺に日用品を買いに行けるような環境があると便利です。
留学時期
フィリピン留学には夏休み期間などの「繁忙期」と留学生の少なくなる「閑散期」の2つがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット | |
繁忙期 | 親子留学で来ている人が多く友達を作りやすい | 食堂の席をとるのが大変なことがある |
閑散期 | 閑散期限定の学費の割引のある語学学校がある | 留学生が少なく子供の友達を見つけにくい |
長期留学経験者の中には、閑散期に留学していて急に8月になり留学生が増えて驚く方もいらっしゃいます。
筆者は8月に親子留学しましたが、大学生や子連れの方が多く、情報交換ができたり子供の友達ができた楽しい思い出があります。
にぎやかな雰囲気が好きか、落ち着いた雰囲気が好きかなど、好みに合わせて選ぶと良いと思います。
3ヶ月のフィリピン親子留学におすすめの語学学校
①Cebu Blue Ocean Academy
リゾートホテルが多く建ち並ぶマクタン島にある語学学校セブ ブルーオーシャン アカデミー。
大きなスイミングプールがあり、放課後には浅いプールやすべり台で思いっきり体を動かして遊ぶことができる環境です。
宿泊施設はやや古さは出てきていますが、リノベーションされた部屋は美しいと評判です。
また、周辺にはスーパーマーケットやレストラン、マッサージ店などがある便利な環境です。
子供はマンツーマンクラスとグループクラスを1日に合計7コマに加え、ピークシーズンにはブースタークラスや自習クラス、選択授業も受講することができる充実のプログラムがそろっています。
英語初心者の子供に配慮したクラス運営
英語初心者の子供が1日ブース内で英語を勉強し続けるのは集中力が持たないこともありますが、ブルーオーシャンではジュニア専用のトレーニングを受けた講師が子供の英語力や年齢、性格に応じた授業内容に柔軟に対応しています。
時には教室を出て校舎内を歩きながら生活環境で使える実践的な英語表現を学んだり、通りがかりのスタッフにインタビューをして英語を使ったコミュニケーション力を培ったりします。
子供のタイプに合わせた英語学習を実践的に行なってくれるので、学習についていけるか心配な方におすすめです。
Cebu Blue Ocean Academy基本情報
子供の受入年齢 | 7歳〜 |
設備 | プール・ジム・カフェ・自習室・ランドリー・食堂 |
食事 | 毎日3食を食堂で提供 |
自炊 | 不可 |
洗濯 | ランドリースペースで洗濯可能 曜日による男女入れ替え制 |
掃除 | 2回/週 シーツ交換は1回/月 |
ジュニアコース | マンツーマンクラス5コマ グループクラス2コマ 選択クラス2コマ |
保護者のコース | マンツーマンクラス 2コマ オプションクラス 2コマ |
エリア | マクタン島 |
3ヶ月の費用
保護者1名+子供1名(合計)
子供(マンツーマンクラス5コマ、グループクラス2コマ)、保護者(マンツーマンクラス3コマ)の2名分の授業料と滞在費(2人部屋シティービュー)の合計費用を紹介します。
入学金 | 20,000円 |
授業料 | 915,000円 |
宿泊費 | 732,000円 |
合計 | 1,667,000円 |
※滞在費には1日3食の食費や部屋の清掃料金などが含まれています。
※この他に往復航空券、特別修学許可証、VISA延長費用、テキスト代金などが必要となります。
※夏季冬季のピークシーズンは子供10,000円/週、保護者5,000円/週の加算があります。
Cebu Blue Ocean(セブブルーオーシャン)
セブ留学・Cebu Blue Ocean(セブブルーオーシャン)の基本情報、写真、費用などについて紹介しています。
②CPI
セブ市内にありながら山側の落ち着いたエリアにあるCPIは、放課後のアクティビティクラスが充実した語学学校です。
通常レッスン以外にも無料のスピーキングクラスが提供されていたり、水泳、ズンバ、クッキング、ギター・ウクレレなど、英語で何かに取り組む体験をすることができます。
筆者が取材に行ったときは、子供たちはレッスンの後はプールで泳ぎ、シャワーを浴びて夕食を食べた後はアクティビティクラスに参加し充実した1日を過ごしていました。
徒歩でどこかに出かけられる環境ではありませんがタクシーを呼びやすい環境ですし、週末にはITパーク行きのシャトルバスが運行しておりナイトマーケットやショッピングモールを楽しむことができます。
ビュッフェの食事が美味しいと評判
セブにある語学学校の中で食事の評判の高いCPI。
カフェテリアではビュッフェ形式の食事が毎日3食、提供されます。
親子留学の場合は子供の食べられるものがあるかが心配の1つですが、メイン料理や副菜は複数から選べるので子供の好きなものを選ばせてあげることができます。
フィリピンのお米はどうしてもパサパサしているように感じてしまうので、ふりかけやインスタントのお味噌汁などを持参しておくと安心です。
CPIの基本情報
子供の受入年齢 | 6歳〜 |
設備 | プール・ジム・売店・カフェテリア・自習室・ランドリー・食堂・バトミントンコート |
食事 | 毎日3食を食堂で提供 |
自炊 | 不可 |
洗濯 | 2回/週 |
掃除 | 2回/週 シーツ交換は1回/週 |
ジュニアコース | マンツーマンクラス5コマ グループクラス2コマ |
保護者のコース | ①保護者プログラム マンツーマン4コマ グループ3コマ ②レッスンの少ないプログラム マンツーマンクラス 2コマ グループクラス 2コマ |
エリア | セブ市内 |
3ヶ月の費用
保護者1名+子供1名(合計)
子供(マンツーマンクラス5コマ、グループクラス2コマ)、保護者(マンツーマンクラス2コマ、グループクラス2コマ)の2名分の授業料と滞在費(デラックスダブル)の合計費用を紹介します。
入学金 | 28,000円 |
授業料 滞在費 |
1,621,200円 |
合計 | 1,649,200円 |
※滞在費には1日3食の食費や部屋の清掃料金などが含まれています。
※この他に往復航空券、特別修学許可証、VISA延長費用、テキスト代金などが必要となります。
CPI(シーピーアイ)
セブ留学・CPI(シーピーアイ)の基本情報、写真、費用などについて紹介しています。
③ENDERUN
フィリピンで最も学費の高い大学の1つであるエンデラン大学付属の語学学校です。
マニラの中でも治安の良いエリアに位置しているため、安心して親子留学することができます。
ドラマのロケに使われることもあるという美しい大学内の校舎には、食堂や図書館、医務室などがあり留学生も利用することができます。
マニラには水族館や子供向けのミュージアム、ボルダリングやトランポリン施設など週末も子供が楽しめる施設が多いのも特徴です。
プール付きコンドミニアム滞在が人気
コンドミニアムの部屋にはキッチン、シャワールーム、トイレが完備されており、ダイニングテーブルやソファーセット、テレビ、ベッド、クローゼットなど生活に必要なものがそろっています。
コンドミニアムの居住者専用のプールも自由に利用することができ、放課後や週末に利用することができます。
近くにはスーパーマーケットやショッピングモールがそろい外食や食材の買い出しも便利で、住んでいるような感覚で留学することができます。
また、エンデランは保護者は英語のレッスンを受けず「滞在のみのプラン」があるのも特徴の1つです。
エンデランの基本情報
子供の受入年齢 | 目安として4歳〜 |
設備 | 【大学】カフェ・食堂・図書館 【コンドミニアム】プール・ジム・ランドリー |
食事 | 大学内に学食・カフェあり 近隣ショッピングモールにフードコートや飲食店多数 |
自炊 | コンドミニアムのキッチンにて可能 |
洗濯 | コンドミニアム内にランドリーサービスあり |
掃除 | 部屋に掃除用具あり |
ジュニアコース | 1日6コマ 個人のスキルに合わせたカリキュラムを提供 |
保護者のコース | ①一般コース ②好きなコマのみ受講(1コマより対応可能) ③滞在のみ |
エリア | マニラ ボニファシオ |
エンデランへの親子留学についての詳しくはこちらの記事で紹介しています。
3ヶ月の費用
保護者1名+子供1名(合計)
子供(マンツーマンクラス6コマ)、保護者の2名分の授業料と滞在費の合計費用を紹介します。
<保護者3コマレッスン受講の場合>
入学金 | 42,000円 |
授業料 滞在費 |
1,528,800円 |
合計 | 1,570,800円 |
<保護者滞在のみの場合>
入学金 | 21,000円 |
授業料 滞在費 |
1,201,200円 |
合計 | 1,222,200円 |
※この他に往復航空券、特別修学許可証、VISA延長費用、テキスト代金などが必要となります。
3ヶ月のフィリピン親子留学の効果
・英語を聞き取る力がついた
・発音が良くなった
・会話表現を使えるようになった
3ヶ月の親子留学の効果としてまず挙げられるのが、リスニング力の向上です。
子供の耳は良いことから保護者も驚くような発音で英語を話せるようになる子供もいます。
英語学習経験がない子供もでもアルファベットの書き取りができるようになったり、決まった会話表現を使えるようになるなど一定の効果を出すことが可能です。
何よりフィリピン留学を経験したことで親子ともに視野が広がる方が多いです。
子連れの留学は心配なこともありますが、フライト時間も短く、大きな病院がそろっているマニラやセブ島は子連れでも安心の環境です。
今回は3ヶ月のフィリピン親子留学についてまとめました。
親子留学についての質問がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。
フィリピン・セブ島留学のおすすめ学校
フィリピン留学・セブ島留学の「おすすめ学校」を紹介しています。