パラワン島に浮かぶ最後の楽園・ミニロック島を旅する

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パラワン島イメージ

パラワン諸島エルニド湾に浮かぶ、秘境の地「ミニロック島」は、まさに静寂の楽園。神が創造した「最後の秘境」や「地上の天国」とも評されるほど、美しい島として知られています。

ミニロック島の魅力は、一言で表すと「静けさ」と「豪華さ」。静かな海の中にたたずむ豪華な建築物がとてもロマンチックな雰囲気をつくっています。世界的にも有名なメンズ雑誌、GQマガジンの中では、ミニロック島が「2014年彼女と行きたい場所」のベスト部門に選ばれました。また2015年度には、米旅行情報誌「Conde Nast Traveler』の中で「2015年最も美しい島」としてパワラン島が選出されました。

今回の記事では、筆者が体験したミニロック島の魅力を、パラワン島の基本情報と交えながらご紹介いたします。

まずはパラワン島の基本情報からチェック。

とその前に、フィリピンの航空会社であるセブパシフィック航空が、フィリピンの美しい島々をドローンで撮影している話題の広告動画があります。その中の最後にパラワン島が出てきますが、神が創造した「最後の秘境」と呼ばれる理由もわかる気がします。動画は1分6秒。興味のある方はチェックしてみてください。

パラワン島の基本エリア

パラワン島は、フィリピン南西部に位置する国内で5番目に大きい島です。パラワン島の最北端エリアに「エルニド」があり、その周囲の島の中の一つにミニロック島があります。パワラン島として取り上げられることが多いですが、実際の観光地としては、北部の「エルニド」周辺と中部の「プエルトプリンセサ」が主要な観光エリアとなっています。

エルニドはリゾートエリアとして確立されており、カヤックやシュノーケリングを楽しむことができます。また「Nacpan Beach」や「Las Cabanas Beach」など、有名なビーチポイントも点在しています。2016年度のトリップアドバイザーによる、パラワン島の人気の観光名所では、1位~3位にエルニドがランクインしており、やはりパラワン島と言えば、エルニドのリゾートいう方も多いのではないでしょうか。ちなみに今回特集しているミニロック島に、Small Lagoon(スモールラグーン)とBig Lagoon(ビッグラグーン)という名所があり、ランキングの1位と3位になっています。

一方、プエルトプリンセサは市内の観光地も目立っており、大聖堂観光や蛍を見るツアーなどが人気です。またアンダーグラウンドリバー(地底河川)と呼ばれる洞窟スポットや、世界的に有名なダイビングスポットであるトゥバタハ岩礁自然公園は、ユネスコの世界遺産に認定されています。

パラワン島のベストシーズン

パラワン島ベストシーズンは、2月~4月と言われています。年間の平均気温は、フィリピン全体の平均気温である26~27℃と同じ程度ですが、セブ島などに比べて、乾期と雨期が比較的はっきりしています。3月から季節風が吹き始め、7月~10月にかけて雨の日も多くなります。一方、12月~5月は乾季となり晴れている日も多くなります。

パラワンの治安

パラワンでは、セブ島などの観光エリアと同じく、政府による観光客向けの安全対策が行われております。しかしながら、フィリピンは日本と比較すると決して良好とは言えませんので、万が一のために海外旅行保険の加入などはしっかり済ませておきましょう。多くの観光地と同様、スリや置き引きなどの軽犯罪も起こっています。現金や貴重品はできる限り滞在場所に保管しておき、持ち歩きを少なくするのが賢明です。

パラワン島へのアクセス

エルニドを目指すか、プエルトプリンセサを目指すかにによって行き方が異なります。プエルトプリンセサを目指す方は、プエルトプリンセサ国際空港を利用するのが一般的。フィリピン国内の航空会社である「フィリピン航空」や「セブパシフィック航空」が、首都のマニラ空港、または第二都市のセブ空港、地方都市のイロイロ空港から就航しています。なお国際線では、唯一マレーシアのコタキナバル国際空港からマレーシア航空が就航しています。

日本から向かう場合は、マニラ経由、またはセブ経由で、プエルトプリンセサに入る方法がおすすめです。ちなみに、筆者がこの記事を書いている現時点では、日本からセブへの直行便は「フィリピン航空」「セブパシフィック航空」「バニラエア」がありますが、セブからプエルトプリンセサに入ることができる航空会社は「セブパシフィック航空」のみとなっています。マニラであれば、フィリピン航空やセブパシフィック航空を利用できますので、おすすめの方法は、マニラ空港経由です。

エルニドを目指す方は、マニラからエルニド・リオ空港に入るか、プエルトプリンセサからバスでエルニドまで向かう方法があります。

エルニド・リオ空港を利用する方法では、エルニドリゾート利用者専用の航空会社である「Air SWIFT航空」で、マニラから約1時間20分程度です。ちなみに「Air SWIFT航空」は、2002年にITIフィリピンがスタートした専門航空会社ですが、2012年からは現地財閥のアヤラグループによって運営されています。その後、2015年10月にITI航空から「AirSWIFT航空」改名され、現在はエルニドからマニラ、セブへの便を毎日運航しています。ローカルな航空会社ということもあり、主要な航空会社より航空券を取るハードルも上がりますが、最も楽な方法と言えます。またエルニド・リオ空港では木製できたユニークな搭乗券を使用しているので、そちらも逃さずチェックしてみてください。

そして、もう一つのエルニドへ行く方法としては、プエルトプリンセから陸路で入る方法があります。プエルトプリンセからエルニドの距離は約230km、現地のバスを利用すると約6時間、片道300ペソ~800ペソ程度で移動できます。エアコン付きのバスと付いていないバスがありますが、エアコン付きがおすすめです。もし乗り合いのバンのようなものを利用する場合は、値段が交渉で決まることもしばしば。一部のバンでは、人数が満員にならないと出発しないこともあるので、帰国時の飛行機の時間には注意が必要です。そして、エルニド付近に到着後、リゾートエリアまでミニバスとボートを利用して約40~50分程度となります。今回紹介するミニロック島へのアクセスも、同じく陸路と水路を経て到着するという流れになります。

エルニドエリアの宿泊施設

エルニド リゾーツ ラゲン アイランド

エルニド リゾーツ ラゲン アイランド

4ヘクタールの深い熱帯林に囲まれ、穏やかなラグーンが広がる人魚の島「ラゲン島」。究極の静寂を追求してデザインされた客室にはプライベートのベランダがあり、天井から床までガラスドアが設けられています。家具や床には、国内の住居からリサイクルされた木材が使用されています。

お部屋はビーチフロントコテージ。キングサイズベッド。全て清潔で文句なし。バルコニーからの夕日、星空は最高です。

アルコールやダイビングなど一部なアクティビティ以外は、無料だったので料金を気にせずに楽しむ事ができました。

エルニド パングラシアン アイランドリゾート

エルニド パングラシアン アイランドリゾート

パングラシアン島は、別名「太陽の島」と呼ばれているアイランドリゾート。他の島とは異なり、白砂のロングビーチとスカイブルーの海が特徴的です。環境に重きを置いたデザインで建設された様々なタイプのヴィラが立ち並んでいます。

島に近づくにつれ、海の色にテンションが上がります!ラグーン巡りのアクティビティに参加しましたが、海の美しさに感動しました!

ホテル内の敷地も綺麗。大型のトカゲやサルもたまに見えます。目の前のハウスリーフから少しいくと珊瑚礁が続いていて,最高のスノーケルスポットです。

マリーナ ガーデン ビーチリゾート

マリーナ ガーデン ビーチリゾート

マリーナ・ガーデン・ビーチリゾートは、シンプルな作りが自慢のリゾートホテル。エルニドの美しさを満喫できる海岸に面して建てられており、お手頃な料金で宿泊できます。季節にもよりますが一泊おおよそ1,000ペソ(約2,600円)程度。

ミニロック・アイランド・リゾートなどの高級なリゾート地と比べると宿泊費10分の1以下。

ビーチに面しているので、ビーチチェアに座ってのんびりと過ごすこともでき、暑さはあまり気にならないと思います。

ミニロック アイランド リゾート

ミニロック・アイランド・リゾート

エルニドのミニロック島にあり、1島に1ホテルという一流の贅沢ホテルです。客室は全部で50室、それぞれが水上コテージ様式になっており、全室にプライベートベランダがあります。またフィリピン原産の資材で作られたかやぶき屋根や家具が特徴的です。

小型のプロペラ機、ボートを乗り継ぎ、やってきたのは、綺麗な鳥の声で目覚める静寂の島でした。桟橋に小型の鮫や熱帯魚が泳ぐ、まるで地上の天国。スタッフは、とてもフレンドリー。

スタッフの方はみなさんフレンドリーでサービスも抜群、ホスピタリティーに溢れていました。食事もおいしく、ビュッフェスタイルで飽きることなくいただけました。

豪華リゾート「ミニロック島」へいざ!

ミニロック島へ向かう

ここから豪華リゾート「ミニロック・アイランド・リゾート」を、筆者の体験談と交えてご紹介いたします。

前日、マリーナ・ガーデン・ビーチリゾートに宿泊していた筆者は、トライシクルで港まで移動し、そこからボートへミニロック島へと向かいました。

港で行われるセキュリティチェックは、フィリピンの各島々で共通して行なわれます。エルニド港でもセキュリティを通過してから出航という流れになりますが、4~5名のセキュティーガードによる国際空港並みのチェックには「ちょっと厳しすぎるのでは?」と感じる旅行客も多いようです。しかしこのチェックのおかげで、エルニドの安全性を保たれているということもありますので、快適に過ごすための通過点と思い、さっと通過しましょう。

エルニドから20分、ミニロック島に到着

ミニロック島

エルニド湾をボートで渡ること約20分。「静寂の楽園」と評される豪華リゾート「ミニロック・アイランド・リゾート」へ。到着すると出迎え専属のスタッフの方が、笑顔で荷下しを手伝ってくれます。透き通るスカイブルーの海と大自然を感じる緑豊かな山々。目に入ってくる美しい光景に、他の旅行客の方からも感嘆の声があがっており、その景観はまさ究極のリゾートでした。ボートを降りて、ホテルにチェックイン。

目の前には大きなプライベートビーチがあり、すぐ泳ぎに出ることもできます。部屋には、寝心地のよいラグジュアリーベッドがあり、快適に休めます。

宿泊料金と食事代

ミニロック・アイランド・リゾートの食事

最高級リゾートのためホテルの宿泊料金は、決して安いとは言えません。しかしお部屋の選択によっては少し割安な料金にもなります。また食事代は、フルボードで宿泊料金に含まれているので、特別な食事や飲み物をオーダーしない限り別途料金はかからないシステムになっています。食事はシーフードがとても新鮮で、特に貝類がおいしいと評判でした。

部屋から楽しむ美しい夕暮れ時

夕暮れ時の風景

ホテルへのチェックインが午後を過ぎてしまった場合、初日のツアーに参加するには少し難しいかもしれません。そんな方は夕食の時間までの間、ゆっくりと部屋からの眺めを堪能するのもおすすめです。ミニロック島では、美しいサンセットも見ることができます。

少し時間に余裕があるという方は、目の前のビーチに足を運んでみるのもいいかもしれません。リゾートホテルで過ごす素敵な時間を噛みしめましょう。

エルニドまでの長旅で、到着した頃にはすっかり疲れ切っているという方もいることでしょう。エルニドには旅人を優しく迎え入れてくれる、あたたかい宿泊施設が他にもたくさんあります。マリーナ・ガーデン・ビーチリゾートのように、リーズナブルな宿泊施設もありますので、いろんなホテルをチェックしてみましょう。

アイランドツアーに参加しよう!

さて二日目は、もちろん午前から活動開始!ホテルでの朝食を済ませたら、島をぐるっと周るアイランドツアーに参加してみてましょう。今回訪れたのは「スネークアイランド」という島です。スネークアイランドと言っても、ヘビがたくさんいる島という意味ではなく、2つの島を結ぶように堆積した砂の道が、ヘビのように見えることから名付けられたそうです。

またミニロック島は島全体が遊歩道のようになっており、歩いて出かけるのも楽しみ方の一つ。高台に登れば、手つかずになったままの自然が一望できます。ただし高台に登る時は、スニーカーの持参がおすすめです。ビーチサンダルだとケガをしてしまう可能性もあるのでご注意を。

Cudugnon Caveで洞窟探検!

Cudugnon Cave

島の眺めを堪能したあとは、大地の奥深くを探索してみるのもおすすめ。「Cudugnon Cave」は、第二次世界大戦の時に敵から身を守るための隠れ穴として使われていた洞窟です。現在では旅行客に解放され、探検ツアーとして人気を博しています。

シュノーケルでカラフルな魚に出会う!

パラワン・ミニロック島でアイランドホッピング

ミニロック島に来たからには、やはりメインの海も満喫したいものです。洞窟を探索した後は、アイランドホッピングで周辺にある小さな島々を巡ってみるのはいかがでしょう。そこでのシュノーケルでは、底が透けて見えるほどの美しい海を満喫することができます。日本の海では見られないようなカラフルな魚たちとの出会いも。

最後のひととき、ミニロック島は究極の楽園!

夕暮れ時のビーチ

運が良ければ、アイランドホッピングからミニロック島へ戻る航路で、サンセットを拝むことができます。ミニロック島のサンセットは「Tomorrow is another Sunset」と言われ、毎日違った表情を見せます。夕暮れ時の海に映る美しいサンセットはこれまで多く観光客を魅了してきました。そして、美しい夕日を拝んだ後の食事は味わいもまた格別。ミニロック島で過ごした素敵な時を振り返りながら、最後の晩餐を迎えます。

「究極の楽園」という言葉が相応しいミニロック島。そして、そこに広がるミニロック・アイランド・リゾートは一度訪れたら忘れることができない、素敵なリゾートでした。最後のパラワン島の夜に思いを馳せ、惜しみながら、帰国の途につく観光客が多いのも納得です。

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