フィリピン・セブ島のインターネット環境は?ポケットWiFiは必要?
フィリピン・セブ島のインターネット事情やポケットWiFiの持参が必要かどうかについて紹介しています。
インターネット環境について知りたい方、ポケットWiFiを準備、レンタルを検討されている方の参考になれば幸いです。
(2020年2月19日更新)目次
フィリピン・セブ島のWiFi環境、最新のインターネット事情
まずはフィリピン・セブ島にあるWiFiスポット、最新のインターネット事情をご紹介します。旅行や留学で訪れる場所によって、ポケットWiFiの持参が必要かどうか考えてみましょう。
フィリピンのインターネット環境は年々改善されている
ひと昔前では、ホテルにいても全くインターネットが繋がらないという状況がありました。しかし近年、フィリピン・セブ島のインターネット環境は改善されてきています。
最近では、オーストラリア大手通信会社であるテルストラなど、外資企業の参入も目立ちます。企業間の競争も激しくなっていることもあり、国内大手のPLDT社やGlobe社などが、次々と新しい高速プランを打ち出しています。例えば、PLDT社が提供している「200Mbps」や「1Gbps」のプランでは、日本人が利用しても、ストレスを感じない速度でインターネットを利用できます。
しかし、高速インターネットの普及率もまだまだ。滞在予定のホテルやカフェに最新のインターネットが備わっているとも限りません。通信会社にもよりますが、良質なインターネットに設置には、月々数万円の費用がかかります。フィリピンの物価を考慮すると、とても高価な設備と言えます。そのため、小規模店舗の高速インターネットの普及率は、まだまだ低いのが現状です。
空港のインターネット環境
フィリピンやセブ島に渡航する際、誰もが最初に踏み入れるのが空港です。首都マニラであればニノイ・アキノ国際空港(マニラ空港)、セブ島であれば、マクタン・セブ国際空港に到着します。これらの空港では、渡航者のために無料のWiFiサービスが提供されています。添乗員や学校スタッフの方とうまく合流できない場合は、空港の無料WiFiを使ってみましょう。
また空港にはフィリピンの各通信会社のブースがあり、SIMカードやプリペイドカードを一番最初に調達できる場所でもあります。
空港からホテルへ移動する時のインターネット環境
空港に到着した後、多くの方がそのまま宿泊施設に向かいます。事前にインターネット環境を準備しない場合、ホテルまでの移動中にネット検索を使うことはできません。添乗員の出迎えがある方は安心ですが、自分で宿泊施設に向かう方は道に迷わないよう注意しましょう。
万が一インターネットが必要になった時は、カフェやレストランに入るのがおすすめです。最近では「Google マップ」が、オフラインでも使用できる地図機能を提供しています。
ダウンロードしたエリアをオフラインで見る(Google マップ)
ホテルのインターネット環境
フィリピン・セブ島は観光地ということもあり、リゾートホテルからビジネスホテルまで数多くのホテルが軒を連ねています。
数あるホテルでも特にインターネットの質が高いのは、マクタン島やセブ市内にある高級ホテル。富裕層やビジネスマンが集まる高級ホテルでは、高速インターネットの提供が必須です。一般ホテルに比べると、高級ホテルは良質なインターネットを備えている可能性が高いと言えます。
また意外な狙い目は、市内などに新しくできている1泊10,000円以下のビジネスホテル。古いホテルは昔ながらのインターネット設備を使っていることもありますが、新しいホテルは最新のインターネット設備を入れていることもあります。出発前にホテルの口コミやホームページをチェックしてみましょう。
レストランのインターネット環境
フィリピンのレストランやカフェでは「無料WiFiサービス」が充実しています。レシートにパスワードが書かれていたり、店員さんからパスワードを教えてもらえたりと、お店の利用者であれば簡単にWiFiを使えます。
最近では高速回線を提供しているお店も出てきていますが、レストランやカフェは大衆の場。大勢が一気にアクセスすると、速度が遅くなってしまうこともあります。安定したインターネットを利用したい場合は、インターネット設備はもちろんのこと、人が少ない穴場カフェや人が集まる時間帯を避けるのがポイントです。
語学学校のインターネット環境
語学学校のインターネット環境は学校によって差があります。高級ホテルのように最新のインターネットを導入している学校もあれば、昔ながらのインターネット設備を利用している学校もあります。また語学学校では授業がある日中よりも、夜の時間帯にアクセスが集中します。利用者が多いと繋がりにくいこともしばしば。
学校によってはポケットWiFiのレンタルサービスを提供していたり、無料のSIMカードを配布している学校もあります。学校を選ぶ際にチェックしておきましょう。
シェアオフィスのインターネット環境
近年フィリピン・セブ島には多くのシェアオフィスができています。シェアオフィスはビジネス用のインターネット環境が必要なため、設備にしっかりお金をかけています。
おすすめは一日でも利用できるドロップイン。シェアオフィスの月額会員にならなくてもいいので気軽に利用できます。最近では日本の会社が運営しているシェアオフィスもあるので、出張や仕事でセブ島に行く方は、事前にチェックしてみるといいかもしれません。
インターネットカフェのインターネット環境
フィリピン・セブ島にはインターネットカフェも充実しています。しかし日本のネカフェのイメージとは異なります。セブ島にあるインターネットカフェは大型店舗ではなく、住宅街の中に点在しています。
外国人や観光客の利用は少なく、地元の方ばかりが集まります。しかしその分、費用は激安。1時間数十円で使える店舗もあります。緊急時や滞在先に近くにある場合は利用してみてもいいかもしれません。
バス、タクシー内のインターネット環境
現在、フィリピン・セブ島内を走っているバスやタクシー内には、WiFiサービスは付いていません。移動中にインターネットを利用したい場合は、現地のSIMカードを利用したスマートフォンや、ポケットWiFiが必要になります。
フィリピンでインターネット環境を手に入れる3つの方法
ここではフィリピンでネット環境を準備する方法をご紹介します。ホテルやレストラン以外でもインターネットを利用したい場合、どのように準備すればいいのでしょうか。
1. SIMフリー端末 + 現地のSIMカード(おすすめ)
もしお使いのスマートフォンがSIMフリーの場合、日本から端末を持参し、現地のSIMカードを利用する方法がおすすめです。SIMカードは空港やショッピングモールで販売されています。フィリピンではプリベイドカードから通信プランを購入し、電話やインターネットを利用します。
ポケットWiFiは複数人でもシェアできる点が魅力ですが、SIMフリーのスマートフォンは現地の電話番号を用いた通話も可能となります。
なおフィリピンから日本に電話をかける場合の国際電話は割高です。LINEやSkypeなどのインターネット通話がおすすめです。
2. 現地でポケットWiFiを購入する
日本からのSIMフリー端末の持参が難しい場合は、フィリピンのショッピングモールでも、SIMフリーのスマートフォンやポケットWiFiを購入できます。Samsung、Apple、Huaweiなど、世界的に人気の機種も揃っています。もしセブ島で購入する場合は、大型ショッピングモールの「アヤラモール」や「SMモール」がおすすめ。
3. 日本からポケットWiFiを借りていく
現地でのSIM設定に自信がない方、設定が面倒な方は最初から設定されている「ポケットWiFiレンタル」の利用がおすすめです。
自分で購入するよりも費用はかかってしまいますが、現地に到着してすぐ回線を利用できます。わざわざ高いお金を出して端末を購入するまでもない短期旅行の方は、レンタルの方が安く済むケースもあります。
WiFiレンタル業者には大手から小さい会社まで様々な業者が存在しています。大手では「イモトのWiFi」や「グローバルWiFi」が有名です。大手会社のレンタルサービスでは、日本の空港でレンタルセットの受け渡しができる点がメリット。
フィリピン・セブ島でポケットWiFiは本当に必要?
ここまでフィリピンのインターネット事情についてご紹介してきましたが、そもそもフィリピン・セブ島では「ポケットWiFi」は必要なのでしょうか。
セブ島では多くのホテルやカフェで、WiFiサービスが提供されています。また最近ではシェアオフィスや学校でも、高速回線を利用できるようになってきています。このように「施設の中にいる状態」だと、ポケットWiFiは不要なケースがほとんどかもしれません。
一方でホテルやカフェでは、多くの人が同時に回線を使用すると速度が遅くなることがあります。ポケットWiFiを持参することで、自分だけの回線が手に入るので、接続人数によって速度が落ちることはありません。また外出先でも「LINE」や「Google Map」を使いたいという方は、ポケットWiFiが役立つことがあります。
近年のフィリピンでは、流しのタクシーだけでなく「Grab Taxi」という配車アプリで、タクシーを呼ぶ方法が主流になりつつあります。これらのサービスは、アプリ上で相手の身元を確認でき、レビュー評価もあるため、流しのタクシーよりも安全性が高いと言われています。しかし外出先からアプリを利用するには、インターネット環境が必須となります。
マップやタクシーアプリなど「頻繁に外出する方」ほど、SIMフリーの端末機やポケットWiFiが大いに役立つと言えそうです。
セブ島でポケットWiFi(SMART)を利用するために必要なモノ 3点
ここからは、後半パートである「自分でポケットWiFiを設定する方法」について紹介していきます。
ポケットWiFiを日本からレンタルする場合、複雑な設定は不要です。しかし自らスマートフォンやポケットWiFiを持ち込んで使いたい場合には、設定方法についても知っておく必要があります。
ここではフィリピンの大手通信会社である「SMART」を例に、SIMカードや通信プランの設定方法をご紹介します。まずはポケットWiFi(SMART)を利用するために必要な物をまとめました。
1. SMARTのポケットWiFi端末(本体)
お持ちのパソコンやスマートフォンを現地回線に接続するためのポケットWiFi(本体)です。当ページでは、SMART製のポケットWiFiを例に解説していますが、他社製のポケットWiFiや、SIMフリーのスマートフォンでも基本的な方法は同じとなります。いずれかの方法で、ポケットWiFi端末(本体)を準備しましょう。
※「SIMフリー」とは、キャリアに縛られずにどの通信業者とも契約できる端末機種のことです。
2. SMARTのSIMカード(プリペイドタイプ)
フィリピン・セブ島には「SMART」「Globe」「Sun」と呼ばれる通信会社(キャリア)があり、空港やショッピングモール、コンビニなどで、SIMカードを購入できます。ここではGlobeと並び、フィリピン大手通信会社である「SMART」のSIMカードを例に解説いたします。「Globe」や「Sun」のSIMカードでは、方法が異なりますのでご注意ください。なおポケットWiFiの端末(本体)が、4G/LTEに対応している場合、SIMカードもLTE対応のものがおすすめです。
3. プリペイドチャージカード(ロードカード)
ポケットWiFi端末(本体)とSIMカードだけでは、まだ通信ができない状態です。日本で電話を契約する時に「通信プラン」があるように、フィリピンの回線にも様々な「通信プラン」が存在します。
通信プランと聞くと月額料金が発生したり、面倒な契約が必要というイメージがあると思いますが、フィリピンで外国人滞在者が一般的に利用するのは「プリベイトタイプ」となります。プリペイドタイプとは使いたい分をチャージして、好きな期間だけ使用する方法です。つまりフィリピンで通信回線を使うために「月額のお支払い」や「面倒な契約」は不要となります。そして、プリペイドの通信プランを利用するために必要なカードが、こちらのプリペイドチャージカード(ロードカード)ということになります。
SMART社が提供する通信プラン 一例
SMARTが提供している通信プラン(Promo)には、下記のようなプランがあります。ただしこれらはよく利用される一例で、これ以外にも多くのプランが存在します。また不定期で内容が変更されることもありますので、詳しくはカードを購入する際、販売店の方にご確認ください。
プラン | 価格 | 内容 |
---|---|---|
SURFMAX 995 | 995ペソ(約2,190円) | 一日800MBまでのデータ通信・30日間プラン |
SURFMAX 500 | 500ペソ(約1,100円) | 一日800MBまでのデータ通信・15日間プラン |
SURFMAX 250 | 250ペソ(約550円) | 一日800MBまでのデータ通信・7日間プラン |
SURFMAX 200 | 200ペソ(約440円) | 一日800MBまでのデータ通信・5日間プラン |
SURFMAX 85 | 85ペソ(約190円) | 一日800MBまでのデータ通信・2日間プラン |
SURFMAX Plus 995 | 995ペソ(約2,190円) | 30日間で最大10GBまでのデータ通信 |
SURFMAX Plus 600 | 600ペソ(約1,320円) | 15日間で最大8GBまでのデータ通信 |
SURFMAX Plus 350 | 350ペソ(約770円) | 7日間で最大5GBまでのデータ通信 |
Giga Surf 799 | 799ペソ(約1,760円) | 30日間で最大4.5GBまでのデータ通信 + 1.1GBまでのYouTubem、Vimeo、iflixなど付き |
Giga Surf 299 | 299ペソ(約660円) | 30日間で最大2GBまでのデータ通信 + 1.1GBまでのYouTubem、Vimeo、iflixなど付き |
Giga Surf 99 | 99ペソ(約220円) | 7日間で最大1.5GBまでのデータ通信 + 300MBまでのYouTubem、Vimeo、iflixなど付き |
Giga Surf 50 | 50ペソ(約110円) | 3日間で最大1GBまでのデータ通信 + 300MBまでのYouTubem、Vimeo、iflixなど付き |
LTE PRIME 100 | 100ペソ(約220円) | 3GBまでのデータ通信・1日プラン |
LTE PRIME 50 | 50ペソ(約110円) | 1.5GBまでのデータ通信・1日プラン |
Giganight 15 | 15ペソ(約30円) | 1GBまでのデータ通信・1日プラン(午前1時~午前6時のみ) |
Chat Time 20 | 20ペソ(約40円) | Instagram、Messenger、WhatsApp、Viberのデータ通信・1日プラン(無制限) |
FB Time 50 | 50ペソ(約110円) | Facebookのデータ通信・7日間プラン(無制限) |
FB Time 10 | 10ペソ(約20円) | Facebookのデータ通信・1日プラン(無制限) |
YouTube 199 | 199ペソ(約440円) | YouTube、Vimeo、Daily Motionのデータ通信・30日間プラン(1.2GB) |
YouTube 50 | 50ペソ(約110円) | YouTube、Vimeo、Daily Motionのデータ通信・3日間プラン(400MB) |
※参考価格は「1ペソ=2.2円」で算出しています。最新レートをご確認ください。
これを選べば間違いない!おすすめのSMART通信プラン
上記のプランだけでは、どれがいいか分からない方も多いと思います。そこで筆者がおすすめする通信プラン(ベスト3)を紹介します。
【1位】SURF MAX
SURF MAX(サーフマックス)は、最もシンプルで分かりやすい通信プランです。例えば、SURFMAX 250(All day surfing up to 800MB/day, valid for 7 days)の場合、250ペソ(約550円)で、一日最大800MBまでの回線を7日間使えます。
一日「800MB」というのは多少の動画再生も含め、LINEやマップ中心の利用であれば十分な容量です。WiFiを使いたい「日数分」を購入するだけなので、分かりやすいプランとなっています。また例えば、45日分が必要な場合は、SURFMAX 995(30日間)+ SURFMAX 500(15日間)をどちらも購入し、組み合わせることができます。
【2位】Giga Surf
Giga Surf(ギガサーフ)は、特定の容量を決められた日数内に利用するプランです。例えば、Giga Surf 799(4.5GB of data with FREE 1.1GB for iflix, Spinnr, YouTube, Vimeo, Dailymotion and Dubsmash all valid for 30 days)の場合、799ペソ(約1,700円)で、4.5GBの全容量を30日間で使うということになります。またこのプランでは、別に1.1GB分のアプリ用データがついてきます。
SURFMAXよりもトータルのデータ量は少ないですが、日によって使うデータ量に差が出る場合、例えば、平日はほとんど使わず週末に一気に使いたい方は、Giga Surfがおすすめです。
【3位】LTE PRIME
LTE PRIMEは一日だけ大容量のインターネットを使いたい時に有効なプランです。例えば、LTE PRIME 50(1.5GB of Open Access data valid for 1 day)の場合、50ペソ(約110円)で、1.5GBまでの回線を、一日で使うということになります。
他のプランと組み合わせることもできるので、例えば、SURF MAXで一日の容量をオーバーしてしまった時などにおすすめの通信プランです。
次は本題である「設定方法」について紹介します。ここが一番のハードルとなりますのでお間違いないようご注意ください。
通信プランの設定方法(12ステップ)
1. SIMカードのセッティング
まずは購入したSIMカードをポケットWiFi端末(本体)に挿入しましょう。ここではフィリピンで販売されているSMART(FX-PR3)を例に紹介します。
2. SIMカードの差し込み方
SIMカードは端末の裏面カバーを外し、スロットに挿入することができます。端末によってSIMカードの挿入部分は異なりますので、詳しくは端末の説明書をご確認ください。
3. プリペイドカードを準備する
ポケットWiFi端末(本体)とSIMカードだけではまだ通信ができない状態です。チャージ用のプリペイドカードを購入し、通信プランを設定します。プリペイドカードはSIMカードと同様、ショッピングセンターやコンビニで販売されています。
またプリペイドカードには写真のように最初から通信プラン(SURFMAX)が付属しているものや、金額チャージのみの(通信プランは後から購入する)タイプもあります。ここではSURFMAXプランがカードに付帯しているものを用いて説明します。
4. PINコードを確認する
まずはカード裏面にある銀色の部分をコインなどで削り、PINコードを確認します。1つのカードに固有番号が設定されているため、一度使うと2度目は使えない仕組みになっています。このPINコードは後から入力することになります。
5. デバイス(スマホ、パソコンなど)と、ポケットWiFiを接続する
ポケットWiFi端末の電源を入れた後、お持ちのデバイスとポケットWiFi端末を接続します。日本のWiFiに接続する手順と同じようにWiFi設定画面から、ポケットWiFi端末に表示されている「SSID」を選択し「パスワード」を入力します。なお、SIMフリーのスマートフォンに直接SIMカードを挿入する場合、この手順は不要です。ステップ10「1510宛てにメッセージを送信」以降をご確認ください。
6. SSIDとパスワードの確認方法
SSIDとパスワードはポケットWiFi端末独自に設定されているものとなります。SMART(FX-PR3)の場合、液晶画面の部分に表示されます。液晶画面がないポケットWiFi端末ではカバーを開けた内側や、説明書に初期設定のSSIDとパスワードが記載されていることが多いです。ご不明な場合は端末の製造元や販売店にお問い合わせください。
7. インターネットブラウザから、SMARTのシステムページにアクセスする
お持ちのデバイスとポケットWiFi端末をうまく接続できた後、インターネットのブラウザを開きます。ブラウザとは「Chrome」や「Safari」など、Webページを閲覧するアプリケーションのことです。パソコンやスマートフォンから普段使っているブラウザを開きましょう。
ブラウザを開いた後、写真例のようにブラウザのURL欄に「192.168.1.1」を直接打ち込みます。そうするとSMARTのシステムページにアクセスすることができます。
※ルーターにアクセスできない場合、WiFiの詳細画面からIPアドレスをご確認ください。
8. SMARTのシステムページにサインインする
上記のようなページが出てきたら、Usernameに「smartbro」、Passwordにも「smartbro」と打ち込み、サインインをおこないます。機種にもよりますがSMART製品の場合、初期設定では「smartbro」に統一されていることが多いです。もしsmartbroでサインインできない場合は「admin」を試してみてください。
9. SMSから新規メッセージを送る
サインイン後、上記写真のようなページに移管したら、SMSのメニューをクリックします。その後「New」のボタンから新規メッセージを作成します。
※端末メーカーが異なる場合、システムが異なります。まずは手持ちのポケットWiFiにSMSの機能が付いているかをご確認ください。SMS機能がない場合、他の携帯電話からの操作でも同じ方法で、特定のSIMカードにチャージできます。SMSが付いている携帯電話を準備するか、販売店に訪れて直接チャージをご依頼ください。
10. 1510宛てにメッセージを送信
新規メッセージの宛先には「1510」と数字を入力します。そしてメッセージ本文に、RELOAD<半角スペース>PINコード<半角スペース>SIMカードの回線番号、を入力し送信します。
「RELOAD」はそのまま英語で入力します。PINコードは、ステップ4で確認したカード裏面に記載してある番号のことです。番号の間に半角スペースが入っている場合がありますが、メッセージ本文では番号の中の半角スペースは不要になります。
11. SIMカードの回線番号とは
SIMカードの回線番号とは、そのSIMカード固有の電話(回線)番号ことで、10桁または11桁で構成されています。16桁の識別番号とは異なりますので、ご注意ください。多くの場合、SIMカードを購入された時のカード部分に記載があります。上記の写真では「9281305384」が回線番号となります。本文に入力する際は、9の前に「0」の付けて「09281305384」と入力します。
RELOAD<半角スペース>PINコード<半角スペース>SIMカードの回線番号、の3点を本文に記入した後「Send」をクリックし送信します。
もし上手く成功していれば、その後、チャージが完了した旨のテキストメッセージが届きます。これで通信プランの設定は完了です。
なお、SIMフリーのスマートフォンに直接SIMカードを挿入して使う場合は、スマートフォン上にあるSMSから上記と同じ流れで設定が可能です。
12. 9999宛てにメッセージを送信
上記の例で使用したプリペイドカードは、最初からSURFMAXプランが付属しているものでした。
他のプリペイドカードにはプランが付属していない「金額のみをチャージ」するものがあります。その場合、上記と同じ方法で金額をチャージした後に別途プランを購入する必要があります。その時に使うのが「9999」の宛先です。
先ほどと同じ容量で、宛先に「9999」を入力します。そして、本文には通信プランのテキストコードを入力します。例えば、SURFMAX 200のプランを購入したい場合、メッセージ本文には「SURFMAX200」と入力し、送信します。
SMART社が提供するテキストコード一例
テキストコード | 内容 |
---|---|
SURFMAX200 | 一日800MBまでのデータ通信・5日間プラン |
SURFMAX500 | 一日800MBまでのデータ通信・15日間プラン |
SURFMAX995 | 一日800MBまでのデータ通信・30日間プラン |
GIGA99 | 7日間で最大1.5GBまでのデータ通信 + 300MBまでのYouTubem、Vimeo、iflixなど付き |
GIGA299 | 30日間で最大2GBまでのデータ通信 + 1.1GBまでのYouTubem、Vimeo、iflixなど付き |
GIGA799 | 30日間で最大4.5GBまでのデータ通信 + 1.1GBまでのYouTubem、Vimeo、iflixなど付き |
ALLOUT20 | 1日で最大150MBまでのデータ通信 + Facebook、テキスト無制限 + 20分間無料通話(Smart/TNT/Sun) |
ALLOUT50 | 3日間で最大500MBまでのデータ通信・Facebook、テキスト無制限 + 50分間無料通話(Smart/TNT/Sun) |
ALLOUT99 | 7日間で最大1GBまでのデータ通信・Facebook、テキスト無制限 + 100分間無料通話(Smart/TNT/Sun) |
※All Out Surf(ALLOUT)の無料通話は、通話機能がないポケットWiFiからは利用できません。SIMフリーのスマートフォンで、SIMカードを利用する場合などで有効です。
複雑な操作なしで、ポケットWiFiを設定する裏ワザ
ここまでプリペイドカードを用いた通信プランの設定方法を説明しましたが、実は複雑な操作が不要な設定方法があります。 それはSMARTを販売しているお店の店員さんに設定を頼んでしまうことです。
セセブ空港の到着ターミナルロビーなどに「SMARTの販売ブース」があります。セブ空港に到着後、事前に準備しておいたポケットWiFi端末や、SIMフリーのスマートフォンを持参しブースに向かいましょう。そこでSIMカードと通信プランの購入を依頼すれば、スタッフの方が設定をおこなってくれます。
ただし時間帯によっては、ブースが混在していることもあります。留学や旅行の場合、添乗員の方が空港まで出迎えに来ているケースがありますので、他の方に迷惑がかからないように注意しましょう。
もし空港で購入できなかった場合は、市内のショッピングモールにある販売ショップでも一部の簡易店舗を除き、設定をしてもらえる場合があります。 またこの記事を書いている現時点では、セブ市内のSMモールの中にSMARTの公式ストアがありますので、そこでの購入がおすすめです。
さいごに
今回の記事ではフィリピンのインターネット事情やポケットWiFiの必要性、現地での設定方法について紹介いたしました。留学や旅行準備の参考になれば幸いです。
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