フィリピン留学の最新状況(2023年度)・再開済みのおすすめ学校は?

フィリピン・セブ島留学の最新情報

フィリピン留学が新型コロナウイルスの影響を受けてから、はや3年が経過しました。

現在の再開状況はどうなっているのでしょうか?

2023年度のフィリピン留学について解説していきます。

この記事で分かること

  • フィリピン留学の最新状況
  • フィリピン留学の費用目安
  • 再開済みのおすすめ学校 一覧

フィリピン留学の最新状況(2023年5月25日時点)

観光ビザが再開

2022年2月10日〜、ビザ免除対象国(日本含む)のフィリピン入国が許可されました。これにより約2年ぶりに、観光や留学目的での入国が可能になりました。

語学学校も対面授業が再開!

フィリピン・セブ島の語学学校も、対面授業を再開しています。

当面の間、新型コロナウイルスの状況によって「対面授業」と「オンライン授業」が使い分けられる見通しです。例えば、到着後に新型コロナウイルスに感染してしまった場合、個室からのオンライン参加になります。

セブ島の街には、少しずつ外国人が戻ってきており、ショッピングモールでも日本人を見かけるようになりました。

学校内の様子・現状

コロナ禍のフィリピン留学の様子(マンツーマン授業)

フィリピン留学の特徴である「マンツーマン授業」では、マスクを着用しながらレッスンが行われています!

コロナ禍のフィリピン留学の様子(ソーシャルディスタンス)

食堂や共有スペースでは、ソーシャルディスタンスを設けている学校も!

コロナ禍のフィリピン留学の様子(検温機器)

検温機やアルコール設置による感染対策が見られます。

2023年 夏秋の予約状況

2023年5月時点、すでにコロナ前と同水準までご予約数が戻っています。

2023年は、留学再開から「一年を迎える年」です。ドタバタだった昨年に比べ、運営が安定してきた学校も多いと言えます。(新しい学校のオープンも目立っています)

社会人留学では、2023年10月以降の予約が増加しており、1人部屋は年末まで予約困難な学校も。2023年の留学をご検討の場合、秋以降であっても、早めの相談がおすすめです。

学生の短期留学では、2023年7〜8月(夏休み留学)のご予約がピークを迎えています。すでに7月は満室の学校が多く、空き優先で学校を見つけるか、出発時期を「8月中旬以降」にすることがポイントです。

コロナ前に比べると、大学生のみならず「親子留学」「高校生留学」が増えており、若いうちからの留学ニーズが高まっています。学生の短期留学は「1ヶ月」、社会人の長期留学は「3〜6ヶ月」のご予約が多く、1〜3週間の短期留学は少ない傾向です。

フィリピン留学の費用目安

2023年の留学費用は、昨年(2022年)よりも高くなっている傾向です。円安、フィリピン内の物価高、人件費の高騰が影響しています。

フィリピン留学の費用目安(一覧)

1週間15〜20万円
2週間18〜25万円
3週間20〜30万円
1ヶ月25〜45万円
2ヶ月45〜80万円
3ヶ月55〜100万円
半年100〜200万円
一年間200〜400万円

上記は航空券、旅行保険(学費以外の費用)も含まれた全体目安です。

学費・寮費以外の費用目安

留学期間 現地費用 航空券 旅行保険 合計
1ヶ月2.5万8万1.5万¥120,000
2ヶ月5万8万3万¥160,000
3ヶ月8万8万5万¥210,000
4ヶ月11万8万7万¥260,000
5ヶ月14万8万9万¥310,000
6ヶ月17万8万11万¥360,000

・現地費用とは、ビザ、光熱費、教材費など、現地で直接お支払いいただく費用です。
・航空券は時期、直行便 or 経由便で変動します。
・上記に「学費・寮費」を足すと、留学全体にかかる費用が分かります。

1ヶ月の費用例

1ヶ月のフィリピン留学にかかる費用目安は「310,000円」です。

入学金15,000円
学費 + 寮費180,000円
電気・水道代3,000円
教材費2,000円
SSP費用15,000円
航空券80,000円
海外旅行保険15,000円
合計310,000円

3ヶ月の費用例

3ヶ月のフィリピン留学にかかる費用目安は「735,000円」です。

入学金15,000円
学費 + 寮費540,000円
電気・水道代9,000円
教材費6,000円
SSP費用15,000円
ACR I-Card7,000円
滞在ビザ18,000円
航空券80,000円
海外旅行保険45,000円
合計735,000円

半年間の費用例

半年のフィリピン留学にかかる費用目安は「1,270,000円」です。

入学金15,000円
学費 + 寮費1,000,000円
電気・水道代18,000円
教材費8,000円
SSP費用15,000円
ACR I-Card7,000円
滞在ビザ37,000円
航空券80,000円
海外旅行保険90,000円
合計1,270,000円

再開済みのおすすめ語学学校 一覧

2023年度の「おすすめ学校」には、以下のような特徴が見られます。

  • (1)2022年以降、安定的に運営してきた大型校・多国籍学校
  • (2)一部の強み、地域に特化した小型学校
  • (3)キャンセルポリシー、返金規定が柔軟な学校
おすすめ度 学校名 エリア 費用目安/月
★★★★★Pinesバギオ¥165,000〜
★★★★★CIA マクタン校セブ$1,700〜
★★★★★I.Breezeセブ$1,460〜
★★★★★English Fella 2セブ$1,750〜
★★★★★SMEAG キャピタルセブ¥179,000〜
★★★★★CPIセブ$1,490〜
★★★★★EV Academyセブ$1,720〜
★★★★★BECIバギオ$1,370〜
★★★★★Cebu Blue Oceanセブ¥198,000〜
★★★★Baguio JICバギオ¥193,000〜
★★★★MeRISE Academyセブ¥330,000〜
★★★★3D Academyセブ¥129,000〜
★★★★QQ English ITパークセブ$1,780〜
★★★★CELLAセブ$1,350〜
★★★★B'Cebuセブ$1,650〜
★★★★Philinterセブ$1,680〜
★★★★Stargateセブ$1,250〜
★★★★GLCセブ$1,500〜
★★★★CPILSセブ$1,872〜
★★★★CG ESLセブ$1,350〜
★★★WALESバギオ$1,400〜
★★★MONOLバギオ$1,200〜
★★★We Academy Clarkクラーク$1,450〜
★★★EG Academyクラーク$1,310〜
★★★CIPクラーク$1,370〜
★★★Keystoneスービック$1,450〜
★★★Howdyセブ¥185,000〜
★★★First Englishセブ¥183,000〜
★★CIJ Academyセブ$1,400〜
★★BAI Hotel Campusセブ¥342,000〜
★★A&Jバギオ$1,300〜
★★Genius Englishセブ¥185,000〜
★★CEGAセブ¥195,300〜
★★Glantセブ$1,310〜
★★CAEAセブ¥274,000〜
★★MK Educationイロイロ$1,250〜
★★We Academy iloiloイロイロ¥100,000〜
★★e-ROOMイロイロ¥137,000〜

再開未定の語学学校 一覧

学校名 エリア 備考
SMEAG クラシックセブキャピタル校が先行オープン
SMEAG スパルタセブキャピタル校が先行オープン
IDEA CebuセブGLCに移転・名称変更
IDEA AcademiaセブGLCに移転・名称変更
C2 Ubecセブ未定(来年予定)
TARGETセブ未定
Brilliant Cebuセブ未定
CDU ESLセブBAI Hotel Campus Language Centerとして再開
Cebu ESLセブ未定
CIECセブ未定
CETセブ未定
Cebu Studyセブ未定
Nexceedセブ未定
AHGSセブ未定
CROSS ROADセブ未定
Kredoセブ未定
ZA Englishセブ未定(再開予定なし)
Talk Academyバギオ未定
CNS2バギオ未定
Global Standardクラーク未定
Picoマニラ未定
OKEAバコロド未定(再開予定なし)
LSLCバコロド未定
ILPバコロド未定
Visionバコロド未定
GITCイロイロ未定
iYESスービック未定
SPEAドゥマゲテ未定
DETiドゥマゲテ未定
B&Dドゥマゲテ未定

フィリピン留学の「おすすめ語学学校」や「準備」については、以下の記事でもご紹介しています。

留学エージェントも受付を再開

語学学校の再開に合わせて、予約受付を再開した留学エージェントも多くなっています。

エージェントとは、複数の語学学校を取り扱う「語学学校の取次機関」のことです。

コロナ禍のフィリピン留学においては、多くの学校情報を持っていることはもちろん「感染防止対策」や「返金ポリシー」の比較も重要です。

当社(セブ島留学センター)も「2022年5月〜」から留学受付を再開いたしました。

セブ島留学センターのプロフィール写真

セブ島留学センター

創業11年目を迎えるフィリピン・セブ島を専門とした留学会社

セブ島留学センターでは、コロナ禍での留学に合った準備アドバイスをおこなっています。

  • ・どのような語学学校がおすすめ?
  • ・コロナ禍での入学準備は?
  • ・留学に行けなくなった時、どう対応する?

など、コロナ禍での要望に沿ったご案内ができるよう努めています。

留学可否の最新状況(2023年5月25日時点)

以下の2点が継続される限り、今後もフィリピン留学は可能です。しかし状況が変わると、留学が再停止される可能性もあるため、最新情報を確認しておきましょう。

  • (1)観光入国は可能か?
  • (2)語学学校の対面授業は可能か?

観光目的での入国許可

フィリピン留学は、滞在ビザ(事前申請なし)で渡航するのが基本です。現時点では、入国時に「30日間」有効な滞在ビザが発行されます。

30日を超える滞在の場合は、入国後の移民局にて「ビザの延長申請」が可能となっており、最大3年まで滞在期間を延長できます。

語学学校の対面授業

フィリピンの学校運営には、TESDA(フィリピンの教育促進を目的とした公的機関)の認可が必要です。

TESDAからの認可をもらった語学学校から再開している状況ですが、すでに多くの語学学校で対面授業が再開しています。

フィリピン留学に行けなくなった時の対処法

フィリピン留学は再開したものの、コロナ禍において予断を許さない状況が続いています。

留学準備では「もし留学できなくなったら?」というプランBを事前に考えておきましょう。

例えば、

さらには変更後のプランも事前に調べておくことが大切です。

  • ・留学日程を延期する場合、いつまで様子をみる?
  • ・留学の行き先を変更する場合、どこの国にする?
  • ・オンライン学習に変更する場合、どこのオンライン学習にする?

など、変更後のプランについても本格的に調べて、いつキャンセルになっても対応できるようにしておきましょう。

留学を延期する(日程変更)

フィリピンに留学できなくなってしまった際、まず最初に検討するのが「日程変更」です。

フィリピンの語学学校やエージェントでは、基本的に「無料」での日程変更が可能です。

入国規制を考慮した上で、未来への延期を検討してみましょう。事前に「いつまで様子をみる?」という自分なりのデッドラインを決めて、時間を無駄を最小限に抑えましょう。

他国への留学に切り替える

万が一フィリピンに留学できなくなってしまった場合、その時点で留学できる他国への留学に切り替える方法もおすすめです。

留学可否ワクチン接種現地隔離陰性証明書
カナダ◯ 留学可不要不要不要
アメリカ◯ 留学可必須不要不要
オーストラリア◯ 留学可不要(州規定あり)不要不要
ニュージーランド◯ 留学可不要不要不要
イギリス◯ 留学可不要不要不要
マルタ◯ 留学可不要不要不要
ドバイ◯ 留学可不要不要不要(ワクチン未接種の場合は必要)

※ 2023年5月25日時点の情報となります。

おすすめはカナダ・コープ(Co-op)留学

カナダコープ留学センターのバナー

カナダ・コープ(Co-op)留学とは?

Co-op(コープ)とは、カナダの専門カレッジで「勉強」+「有給インターン」を学ぶ留学プログラムです。英語 → 専門知識 → 有給インターンシップの3段階で、基礎~実践をすべて経験できます。

ゴールが明確なため、ワーキングホリデーのように中途半端な結果で終わらせないという点も、Co-op(コープ)留学の利点です。カナダは毎年30万人以上の移民を受け入れる拓けた国で、コロナ禍でも留学できるプログラムです。

ワーキングホリデーのように収入を得れる

Co-op(コープ)は語学留学とは違い、留学中に収入を得ることができます。初期費用は100〜150万円かかりますが、給料の一部を貯金することで、後から初期費用を回収できます。

卒業後にワーホリビザや就労ビザに切り替え、就労期間を伸ばすと、初期費用にかかった全額分を回収することも不可能ではありません。

弊社では別事業として、コープ(Co-op)専門留学も取り扱っていますおり、リスクを抑えた留学プランをご提案しています。

フィリピン留学 + コープ(Co-op)留学

カナダ留学前にフィリピンで英語を勉強する「2カ国留学」もおすすめです。

海外進学のため、欧米圏の語学学校に通うと高めの生活コストがかかります。しかし、フィリピン留学に代替することで、費用を抑えながらも「マンツーマン授業」を受けることができます。

またフィリピン留学は「IELTS対策」も盛んです。フィリピン留学 + コープ(Co-op)留学のプランは、効率的にカレッジ進学を目指すことができます。

オンライン留学に切り替える

オンライン留学とは?

オンライン留学とは、日本にいながら海外留学と同じ授業を受ける「オンライン語学プログラム」です。公式の語学学校や大学が提供しているオンライン授業で、実際に学校で働く先生からレッスンを受けるのが「オンライン留学」です。

メリットは費用が安い

オンライン留学は寮費、航空券、保険代がかからないこともあり、費用を抑えることができます。一般的な留学では「1ヶ月30万円」ほどかかりますが、オンライン留学に必要なのは「学費」のみ。1ヶ月2〜10万円に抑えることができます。月2万円以下で参加できるライトプランも人気があります。

プランBとして活用する

オンライン留学の活用法の一つが「プランB」としてです。万が一留学できなくなってしまった時、代替案としてオンライン留学を活用してみましょう。

留学にはビザ、パスポート、航空券、旅行保険など、学校以外のことにも時間がかかります。しかしオンライン留学は授業のみの準備で良いため、直前の申し込みでも間に合うというメリットがあります。

日本での英語学習を怠らない

コロナ禍で留学が延期になってしまった場合、日本での英語学習を怠らないことも大切です。

留学に行った後、多くの人が「これは日本でも勉強できた」と感じることがあります。例えば、文法や単語など「インプット学習」は日本でも、一人でも勉強できます。

留学を成功させるポイントは、現地に着いてから「なるべく多くの行動を起こすこと」です。

例えば、

  • ・授業で積極的に発言する(アウトプット)
  • ・寮にいる外国人に話かけてみる(アウトプット)
  • ・友達を作ってみる
  • ・イベントを企画してみる
  • ・新しいことに挑戦してみる

このような行動を起こせるようになるためにも「日本での英語学習を怠らない」ことが大切です。留学先では「日本ではできないこと」を心がけてみましょう。

コロナ禍の留学を検討する時の注意点

外務省の感染症危険レベル

2023年の留学を検討している方は、受入れ国の制限だけではなく、外務省が発表している「感染症危険レベル」も確認しておきましょう。外務省(海外安全ホームページ)では、各国の感染症危険レベルを4段階で格付けしています。

レベル4(退避勧告)は、最も厳しい勧告となるため出国を見送らざるを得ない状況です。一方、レベル2〜レベル3(渡航中止勧告)でも出国はできますが、慎重な自己判断が求められます。

詳しくは外務省(海外安全ホームページ)にて最新情報をご確認ください。

日本での隔離措置(水際対策)

コロナ禍の留学では、帰国後の隔離措置(水際対策)についても知っておく必要があります。

厚生労働省が発表している執筆時点の情報では、各国の状況によって、帰国後に「隔離対象」となる場合があります。

海外渡航を検討する際、帰国後の隔離期間も考慮しながらスケジュールを組むことが求められます。

なお、日本の水際対策は出国先や滞在国によって条件が異なります。厚生労働省のホームページで最新情報を確認しておきましょう。

フィリピン・セブ島留学について
この記事を書いた人:山田 貴大
フィリピン・セブ島専門の留学サービス「セブ島留学センター」の代表。関西大学在学中に6ヶ月のセブ留学を経験。2012年に事業設立。これまで80校を訪問し、約5,000名の留学生のお手伝いをさせていただきました。