【1〜12月】フィリピン留学「時期別」の特徴(繁忙期・雨季・安い時期)

フィリピン・セブ島留学の最新情報

フィリピン留学の時期は、いつがベストなのでしょうか?

時期別の特徴を解説していきます!

この記事で分かること

  • 月別(1〜12月)の特徴
  • 繁忙期、雨季の時期
  • フィリピン留学の「おすすめ時期」

フィリピン留学の時期(1〜12月)の特徴

フィリピン留学はいつ留学するかによって、気候はもちろん、校内の雰囲気、日本人比率なども異なります。

フィリピン留学の特徴を、月別(1〜12月)でまとめました。

特徴
1月冬の繁忙期
2月春休み留学(前半)
3月春休み留学(後半)
4月社会人留学
5月社会人留学
6月雨季の始まり
7月夏の繁忙期・夏休み留学(前半)
8月夏の繁忙期・夏休み留学(後半)
9月夏の終わり
10月閑散期の始まり
11月乾季の始まり
12月年末年始

1月

1月のフィリピン留学は「冬の繁忙期」です。日本人はそこまで多くありませんが、韓国の親子留学などが増える時期となります。

セブでは、毎年1月の第3日曜日に開催される「シヌログ」と呼ばれるお祭りがあります。シヌログは、フィリピンで最も人気の祭りで、毎年100~200万人の人々が世界中から訪れます。

この時期にセブに留学すると、シヌログを見れるのも1月の醍醐味です。年末年始に近い日程では、航空券も高騰しやすいため注意が必要です。

2月

2月のフィリピン留学は「春休みの繁忙期」です。2月は日本の大学が春休みに入るため、どこの語学学校も、短期留学の大学生が急増、日本人比率も高くなる時期です。

3〜6週間の留学が多く、2〜3月にかけては、ルームメイトの入れ替わりも激しくなります。

夏ほどではないものの、お部屋も早く埋まるため、人気校に行きたい方は早めの予約がおすすめです。

3月

3月のフィリピン留学は「春休み留学の終盤」です。3月以降、日本の大学生が少しずつ帰国していき、校内も落ち着いてくる時期となります。

3月上旬〜中旬にかけてはフィリピンの祝日もなく、航空券も比較的安いため、春休みの後半は狙い目の時期と言えます。

2月の希望校に空きがない場合、3月にずらすことで、空きが取れることもあります。

4月

4月のフィリピン留学は「社会人留学の到来月」です。新しい年度が始まることもあり、社会人の参加が目立ちます。

この時期の出発は、中長期(2〜4ヶ月)が多くなります。心機一転、環境を変えやすい時期ということもあり、社会人の方に最も人気の時期となります。

3月下旬〜4月上旬にかけて「フィリピン大型連休」があるため、多くの学校で「3〜4連休」になります。4月出発を検討する方は、連休が終わってからの出発がおすすめ。

5月

5月のフィリピン留学は「社会人留学の混在月」です。4月〜中長期で留学している方が多く残っている一方、ゴールデンウィークには、1週間で短期留学をされる社会人の方も多くなります。

様々な目的を持った社会人の参加が多く、4月と同じく、社会人比率が高い傾向にあります。

1〜2週間の留学は授業日数が限られるため、フィリピンの祝日に注意が必要です。5月1日は「Labor Day」の祝日があります。

セブについては、5月の中旬以降から雨が少しずつ増えてくる時期でもあります。

6月

6月のフィリピン留学は「雨季の到来月」です。本格的な雨季が始まり、フィリピン全土で雨が多くなってきます。

多国籍の語学学校では、6月から夏休みが始まるベトナムの短期留学生が増える時期です。一部の学校で、ベトナム向けのジュニアキャンプ、親子留学を積極的に実施しています。

日本からの留学生は多い時期ではないので、航空券も比較的安く、狙い目シーズンと言えます。6月12日は「独立記念日」の祝日があります。

7月

7月のフィリピン留学は「夏の繁忙期(前半)」、フィリピン留学が最も混み合う時期となります。

7月上旬〜中旬は、韓国や台湾からの留学がピークを迎え、7月下旬〜日本の高校生の夏休み留学が始まります。

そのため7月〜8月上旬は、一年で最も予約を取りづらい時期です。親子留学は、一室を確保する必要があるため、さらに早めの予約が必須です。

マニラ、バギオ地域については、雨が最も多くなる月でもあります。

8月

8月のフィリピン留学は「夏の繁忙期(後半)」です。大学の夏休みが本格的に始まるため、8月上旬〜大学生の短期留学が増加します。

またお盆シーズンに、短期留学を検討する社会人も増えます。航空券は一年で最も高騰するため、早めの準備がおすすめです。

8月上旬〜予約を取れなかった場合、出発時期を8月下旬〜にずらすことで、空きを確保できる可能性が高まります。

台風も多くなる時期のため、出発日に台風が重なった時の対処法を事前に確認しておきましょう。

9月

9月のフィリピン留学は「夏留学の終わり」です。7〜8月のピークが過ぎ、多くの留学生が帰国していく時期となります。

校内も落ち着きを取り戻し、一部の学校がキャンペーンを打ち出す時期でもあります。

8月留学に乗り遅れた場合であっても、逆に日本人が少なくなったり、学費が安くなったりするメリットもあるため、狙い目シーズンと言えます。

10月

10月のフィリピン留学は「閑散期の始まり」です。10〜12月にかけては、フィリピン留学が最も落ち着いている時期です。

ワーキングホリデー前の留学など、社会人が増える傾向にあります。キャンペーンや希望の部屋タイプを取りやすいこともあり、留学費用を抑えやすい時期でもあります。

セブ島については、10月に雨量のピークを迎えることが多い一方、バギオは乾季に入り、雨が急激に少なくなります。

そのため、10〜12月の長期留学では「バギオ留学」もおすすめです。

11月

11月のフィリピン留学は「乾季の始まり」です。4〜5ヶ月続いた雨季も終わりを迎え、フィリピン全土で雨が少なくなります。

フィリピン留学としては閑散期ですが、気候としては最もおすすめの時期です。中長期の留学生が多く、ルームメイトの入れ替わりも落ち着いています。

11月1日、2日は祝日があるため、この週は「2〜3連休」になることがあります。

12月

12月のフィリピン留学は「年末年始の時期」です。

引き続き、乾季が続いているので、フィリピン全土で雨は少ない傾向です。特に12月の「バギオ」は、雨が最も少なくベストシーズンを迎えます。

中長期の留学では「年末年始をまたぐかどうか」が焦点です。

年末年始に短期留学を検討する方も多いですが、ほとんどの学校で、24日(クリスマスイブ)、25日(クリスマス)、30日(リザール記念日)、31日(大晦日)は、休講になります。

この時期を検討する方は、年末年始向けに「授業コマ数を保証しているプラン」がおすすめです。

繁忙期

フィリピン留学は「繁忙期」と「閑散期」があり、語学学校の混み具合が異なります。

繁忙期とは、学校が混み合っている時期で、主に「1〜2月」「7〜8月」を指します。

閑散期は、学校が空いている時期で、主に「10〜12月」を指すことが多いです。

生徒数(目安)
1月多い
2月多い
3月やや多い
4月普通
5月普通
6月やや多い
7月最も多い
8月上旬:最も多い|下旬:多い
9月普通
10月少ない
11月少ない
12月少ない

一般的に閑散期は「日本人が比較的少ない」「学生、親子が少ない」などの特徴が見られます。

ただし、語学学校によっても「生徒数」は異なります。年間通して満室に近い人気校もあったり、全校生徒が50名以下という小規模校もあります。

そのため、生徒数よりは「学生比率」や「日本人比率」の参考にされることが多くなっています。

費用が安い時期

費用が安い時期 = フィリピン留学の「閑散期」です。

とくに「9〜12月」は、キャンペーンが実施されることも多く、狙い目シーズンです。

ただし年末年始は、航空券が高騰するため、その時期をずらした渡航がおすすめです。

逆に「7〜8月」は、フィリピン留学が最も高い時期となります。

航空券の価格はもちろん、夏限定のピークシーズン料金を課している学校もあります。

雨季・乾季

フィリピンは年中暖かい南国で、平均気温は年間を通して「27~28℃」です。

しかし、気温と同時に湿度も高く、梅雨のように空気が湿っぽく感じます。一般的に、雨季(6月~10月)、乾季(11月~2月)、暑季(3月~5月)に区別されます。

気候面のおすすめ時期は、降水量が少なくなる「3~4月」「11~12月」です。

ただし、地域によって降水量は異なるため、地域ごとの特徴を見ておくのがおすすめです。

平均気温・降水量(セブマクタン島)

-1月2月3月4月
平均気温(℃)26.326.928.029.3
降水量(mm)199.698.118.814.0
-5月6月7月8月
平均気温(℃)29.428.628.628.9
降水量(mm)163.6181.1181.8159.4
-9月10月11月12月
平均気温(℃)28.628.628.728.3
降水量(mm)240.4330.099.488.5

参照範囲:2023年1月1日〜12月31日
参照データ:気象庁|世界の天候データツール(ClimatView 月統計値)

2023年のフィリピン(セブ・マクタン島)の年平均気温は「28.3℃」でした。

降水量ついて、気象庁が提供している「世界の天候データツール」の使って算出したところ、セブ・マクタン島で、最も雨が少ない時期は「3~4月」ということが分かりました。

平均気温・降水量(バギオ)

-1月2月3月4月
平均気温(℃)17.8 18.418.720.5
降水量(mm)30.853.04.1100.2
-5月6月7月8月
平均気温(℃)20.520.119.819.3
降水量(mm)490.0494.41090.6960.6
-9月10月11月12月
平均気温(℃)20.120.020.019.9
降水量(mm)680.280.819.01.6

バギオは山間部ということもあり、雨季と乾季の差が大きい地域です。

一方、南国とは思えない涼しさは「バギオ留学」のメリットです!

社会人・学生

留学時期によって「社会人比率」や「学生比率」も異なります。

1〜2月、7〜8月に生徒が多い理由としては「春休み」や「夏休み」が影響しています。

これは日本に限らず、韓国、台湾、ベトナムなどからの留学生にも同じことが言えます。

-生徒の傾向・特徴
1月韓国の親子 多め
2月日本の大学生 多め
3月日本の大学生 やや多め
4月社会人の比率 やや高め(中長期多)
5月社会人の比率 やや高め(中長期多)
6月ベトナム等のジュニア 多め
7月日本の高校生、韓国、台湾、日本の親子 多め
8月日本の大学生、親子 多め
9月日本の大学生 やや多め
10月社会人の比率 高め
11月社会人の比率 高め
12月社会人の比率 高め

フィリピン留学のおすすめ時期(まとめ)

項目別

  • ・気候面のおすすめ時期は「3~4月
  • ・落ち着いている閑散期は「10〜12月
  • ・費用が安い時期は「9〜12月
  • ・長期留学におすすめ時期は「4〜5月」「10〜11月

年代別

  • ・高校生のおすすめ時期は「7〜8月
  • ・大学生のおすすめ時期は「2〜3月」「8〜9月
  • ・社会人のおすすめ時期は「4〜6月」「10〜12月
  • ・親子留学のおすすめ時期は「7〜8月

高校生

高校生の夏休み留学は「7〜8月」が最も人気です。大学生よりも夏休みが短いため、8月出発では休みが足りないことがあります。

しかし7月は、韓国や台湾からも人気の時期であるため、一年で最も予約が取りにくい時期となります。

希望校がある場合、先に部屋だけ押さえておくのがおすすめです。

大学生

大学生の短期留学(夏休み・春休み)は、同世代の参加も多く、友人ができやすい時期と言えます。

時期としては「2月」「8月」が最も人気です。しかし実は「3月」「9月」の方が航空券も安く、9月は学校がキャンペーンを実施することもあります。

費用面から考えた場合「9月」は狙い目ですが、台風にはやや注意が必要です。

社会人

社会人の方のなかには、学生シーズンを避けたいと考えている方がいるかもしれません。

その場合、比較的学生が少ない「4〜6月」「10〜12月」がおすすめです。

閑散期である「10〜12月」は、キャンペーンが実施されることもあり、狙い目シーズンと言えます。

親子留学

親子留学は、韓国や台湾でも人気があります。日本からは夏休み時期の「7〜8月」が人気ですが、7月は最も混み合う時期になります。

単身参加とは異なり、部屋を一室まるまる押さえる必要があるため、さらに激戦区となります。できる限り、早めのご予約がおすすめです。

日本人が少ない時期

日本人の多さは、時期以上に「学校資本」が影響します。

フィリピンの語学学校の運営は、日系、韓国系、台湾系などに別れており、日系校は日本人が多くなりがちです。

できる限り、日本人が少ない環境を希望する方は、韓国系など「他国資本の学校」を選ぶのがおすすめです。

長期留学

長期留学の開始におすすめの時期は「4〜5月」or「10月」です。

特に「4月」は、新年度ということもあり、長期留学の参加者が目立ます。

この時期に留学すると、ルームメイトの入れ替わりも少なく、長期的な友人ができやすいと言えます。

また「10〜12月」は、割引キャンペーンを狙える時期であるため、費用を抑えられる可能性があります。

エージェントは「セブ島留学センター」

セブ島留学センターは、創業12周年を迎えるフィリピン留学・セブ島留学の専門機関です。

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安心して留学準備できるよう、経験豊富なサポートチームがお手伝いさせていただきます。

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フィリピン・セブ島留学について
この記事を書いた人:山田 貴大
フィリピン・セブ島専門の留学サービス「セブ島留学センター」の代表。関西大学在学中に6ヶ月のセブ留学を経験。2012年に事業設立。これまで80校を訪問し、約5,000名の留学生のお手伝いをさせていただきました。