フィリピン留学のメリット・デメリット

フィリピン留学へようこそ!

フィリピン留学は、どのような留学先なのでしょうか?

メリット・デメリットについて解説していきます。

この記事で分かること

  • フィリピン留学の特徴
  • フィリピン留学のメリット・デメリット
(2024年7月9日更新)

フィリピン留学の特徴

フィリピンは「短期留学」がメイン

フィリピンは「1週間〜」留学できます。長い方でも6ヶ月までと、短期留学がメインです。

マンツーマン(1:1)授業が中心という理由で、2011年頃から人気になりました。

今では、年間2万人の日本人留学生がフィリピン留学に訪れています。

以下の検索データでも、オーストラリアに次いで、フィリピンが人気であることが分かります。

Googleアナリティクスの検索数データ

フィリピン・セブ市内はこんな感じ!

セブ島市街地のストリートビュー

セブの海側はリゾート地!

マクタン島リゾートの様子

語学学校で英語を勉強するのが「フィリピン留学」

フィリピンの語学学校

マンツーマンの授業スタイル!

マンツーマン授業の風景

一つ屋根の下の寮生活!

フィリピン留学の寮

通学不要

フィリピンの語学学校の多くが、校内に寮を併設しています。そのため「通学不要」という点はフィリピン留学の特徴です。

一部のホテル滞在のプランでは通学が必要ですが、10分以内の距離でシャトルバスを運行しているのが一般的です。

通学不要のキャンパス説明

詰め込みの勉強スタイル

フィリピン留学は、詰め込みで勉強する留学先です。

1日の学習スケジュール例(スタンダード)

  • 7:30|起床・朝食
  • 8:30|午前の授業(4時間
  • 12:30|昼食
  • 13:30|午後の授業(4時間
  • 18:00|夕食
  • 19:00|自由時間(外食・自習等)
  • 22:00|門限・就寝

1日の学習スケジュール例(スパルタ)

  • 6:30|起床・朝食
  • 7:30|単語テスト
  • 8:30|午前の授業(4時間)
  • 12:30|昼食
  • 13:30|午後の授業(4時間)
  • 18:00|夕食
  • 19:00|夜間クラス(2時間)
  • 21:00|自由時間(休憩・自習等)
  • 22:00|門限・就寝

一日の勉強時間が長く、マンツーマン授業が中心

日本よりも治安が良くないので「通学不要」という発展を見せてきました。

食事込み

フィリピン留学は、寮が併設されていることから、1日3食の食事(ビュッフェ形式)が一般的です。

食事も滞在費に含まれているので、生活費を抑えることができます。

フィリピン留学の夕食例

フィリピン料理はあまり出ない

様々な国の留学生が来ていることから、学校の食事は「多国籍料理」が基本です。

日本、韓国、台湾、ベトナム、中国、タイなどからの留学生を中心に、最近ではロシア、モンゴル、サウジアラビア、ヨーロッパ諸国からの留学生も増えています。

日本人が多いの学校であれば日本食中心、韓国人が多い学校であれば韓国食中心と、国籍比率から傾向を予想することもできます。

フィリピンの代表的なかき氷「ハロハロ」

フィリピンのかき氷「ハロハロ」

日本食も食べることができる

フィリピンでは日本食も普及しています。例えば、ラーメン、天ぷら、寿司などは現地でも人気の日本食です。

日本人の多い学校であれば、校内で日本食が出ることがあったり、セブ島には多くの日本食レストランがあります。

セブにある日本食品店

セブ島にある日本食品店(町屋マート)

洗濯・掃除も込み

洗濯、掃除サービスも含まれているのもフィリピン留学の特徴です。

多くの場合、校内にランドリーがあり「週2〜3回」洗濯物を出すことができます。出した洗濯物は2、3日で返却されます。

学校によっては、自由に使える洗濯機があったり、下着は出せないという学校も。コンドミニアムやホテルに滞在する人は、外部ランドリーを使うケースが多くなっています。

フィリピン留学のメリット

費用が安い

フィリピン留学の一番のメリットは「費用が安い」こと。

滞在費、生活費が安いため、欧米留学の半額で留学できると言われています。

1ヶ月留学では、すべて含め「40万円以下」というのが一つの目安です。

1ヶ月留学の費用比較

フィリピン留学 欧米留学
学費 200,000円 200,000円
宿泊費 学費に含まれる 100,000円
食費 学費に含まれる 50,000円
航空券 80,000円 200,000円
旅行保険 15,000円 15,000円
お小遣い 30,000円 60,000円
合計費用 325,000円 625,000円

マンツーマン授業が多い

欧米の語学学校は、先生1名に対して生徒15名など「グループ授業」が中心です。しかしフィリピン留学は「マンツーマン授業」が中心です。

1:1は発言時間(アウトプット回数)が多くなり、レベルに応じて授業を進められる点がメリット。

一日のレッスン量も7〜9時間と、語学留学の中では圧倒的な勉強時間が準備されています。

フィリピンと欧米の授業時間の比較

フィリピン留学 欧米留学
授業スタイル マンツーマン中心 グループ中心
一日の授業時間 7~10時間 3~4時間
1週間の勉強時間 35~50時間 15~20時間
1ヶ月の勉強時間 140~200時間 60~80時間
3ヶ月の勉強時間 420~600時間 180~240時間

先生が優しい

フィリピンには「フィリピーノ・ホスピタリティ」という言葉があり、明るく社交的な人が多いと言われます。

近年、日本にある英会話教室でもフィリピンの先生が増えていますが、人気の理由は「人柄」にあるようです。

もちろん、担当する先生すべてというわけではありませんが、初めての留学を温かく迎えてくれることでしょう。

フィリピン留学の先生たち

フィリピン留学の講師たち

フィリピン留学のデメリット

治安が良くはない

安全大国の日本からすると、フィリピンの治安は良いとは言えず、これがフィリピン留学の一番のデメリットです。

しかし、セブに次いで人気の「バギオ」は、フィリピン内でも良好な治安と言われています。またセブ島も地域によって、治安は異なります。

フィリピン留学では、ほぼ全ての時間を「校内」と「周辺」で過ごすことになります。

治安が心配な方は、学校の周辺環境を見ておくことのもおすすめです。

主なフィリピン留学先の安全指数

留学(観光)エリア 安全指数
セブ島・マンダウエ市(Mandaue) 67.75
バギオ(Baguio) 64.15
イロイロ(iloilo) 58.90
セブ・マクタン島(Lapu-Lapu) 52.66
アンヘレス(Angeles) 51.32
バコロド(Bacolod) 49.18
セブ島・セブシティ(Cebu) 48.40
マニラ(Manila) 35.50

セブの中でも、セブ市、マンダウエ市、マクタン島で指数は異なり、中心部に近いエリアは指数も低い傾向です。

マクタン島にあるリゾート側の学校の人気は高く、バギオも良好と言われることが多いです。

主なフィリピン観光地の安全指数

留学(観光)エリア 安全指数
ボホール島(Bohol) 87.52
ダバオ(Davao) 71.83
ボラカイ島(Boracay) 71.32
ドゥマゲテ(Dumaguete) 63.32
エルニド(El Nido) 58.5
東京(日本) 83.14
ニューヨーク(アメリカ) 55.32
ロンドン(イギリス) 52.25

セブ島からも近い観光名所「ボホール島」、ホワイトビーチで有名な屈指のリゾート「ボラカイ島」は、観光名所ということもあり、安全指数も高い傾向です。

※2024年データ(参考サイト:Numbeo|Philippines

衛生面が良くない

衛生面が劣る点もフィリピン留学のデメリットです。学校も細心の注意を払っているものの、日本の生活水準のようにはいきません。

例えば、部屋の水回り、道端のゴミ、市内であれば排気ガスが気になる方もいるかもしれません。

衛生面が心配な方は、グレードの高いホテルやコンドミニアム滞在もプランもおすすめです。

日本人が多い学校もある

フィリピン留学が人気になるに連れて、日本人生徒も多くなっています。

授業外でも英語を使いたい人にとってはデメリットかもしれません。とりわけ日本人経営の学校は、日本人が多い傾向にあります。

一方、多国籍化に成功している学校や、日本人以外が経営している学校もあります。時期によっても比率は大きく変動し、逆に日本人が多い方が安心という声もあります。

日本人留学生の目安

日本人比率(目安) 学生数(目安)
日系の小規模校 80〜100% 30〜80名
日系の大規模校 60〜80% 200〜300名
他国系の小規模校 15〜25% 30〜80名
多国籍な大規模校 20〜40% 300〜400名

飽きやすい

欧米圏の留学にはたくさんの選択肢があります。学校に通うのも、ワーホリで働くのも、遊ぶのも自由です。

しかし、フィリピン留学は違います。英語を勉強する「語学留学」です。学校にいる時間が長いので、飽きやすいという声も目立ちます。

飽きやすいか、そうでないかは「学校選び」が大切です。門限や立地から選ぶことで、勉強以外にも多くの経験を期待できます。

太る

フィリピン留学に行って太った!痩せた!という声はどちらもよく聞きます。

フィリピンはアメリカの植民地を経験していることから、ファストフードなどアメリカ文化も浸透しています。手軽に食べれる高カロリーな食事も多いので、太ってしまう人がいるのかもしれません。。

一方、フィリピン留学で痩せたという人は「学校の食事が合わなかった」という例が見受けられます。

好き嫌いが多い人は、周辺レストラン、門限を確認しておくのがおすすめです。

エージェントは「セブ島留学センター」

セブ島留学センターは、創業12周年を迎えるフィリピン留学・セブ島留学の専門機関です。

2012年のサービス開始から「8,000名以上」の手配実績を誇ります。

安心して留学準備できるよう、経験豊富なサポートチームがお手伝いさせていただきます。

サービス一例

  • (1)語学学校の入学手続き(手数料無料)
  • (2)最新の入国準備をサポート
  • (3)留学ガイドブックをプレゼント
  • (4)現地サポート・緊急サポートに対応
  • (5)カナダ・オーストラリアへの二カ国留学
フィリピン・セブ島留学について
この記事を書いた人:山田 貴大
フィリピン・セブ島専門の留学サービス「セブ島留学センター」の代表。関西大学在学中に6ヶ月のセブ留学を経験。2012年に事業設立。これまで80校を訪問し、約5,000名の留学生のお手伝いをさせていただきました。