フィリピン留学・セブ島留学のビザについて
フィリピン・セブ島留学に必要な「ビザ」について紹介しています。
この記事で分かること
- フィリピン・セブ島留学のビザについて
- ビザの費用目安
日本でのビザ手続き(2024年12月2日時点)
フィリピン・セブの語学留学に行く際、日本でのビザ手続きは「不要」です。
30日以内の観光を含め、語学学校への短期留学は「無査証滞在」に該当します。
ただし、無査証滞在(観光・商用目的での短期入国)は、以下の条件をクリアする必要があります。
無査証入国の条件(観光・商用目的)
国籍 | 日本 |
---|---|
ビザ種別 | FSC 90-13(30日間無査証短期滞在) |
渡航目的 | 観光(旅行、娯楽、訪問、語学学校の短期留学等) 商用(会議、ワークショップ、セミナー等) |
滞在可能日数 | 30日以内 |
パスポート(残存有効期間) | 6ヶ月以上(各国との相互協定に準拠) |
航空券 | フィリピンを出国する航空券(往路の航空券のみでは入国不可) |
ワクチン接種証明書 | 不要 |
滞在可能日数
上記の渡航目的(観光・商用)であれば「30日」は無査証での入国、滞在が可能です。滞在期間が30日間を超える場合、入国後のフィリピン入国管理局にて滞在の延長申請が可能です。(語学留学の場合、学校による申請サポートが一般的)
正規留学
18歳以上で大学や大学院、専門学校等(高等教育以上の過程を履修する目的)ので渡航の場合、「学生ビザ(9F)」が必要です。
15歳未満
15歳未満の単身渡航については、WEG(Waiver of Exclusion Ground)申請が必要です。親または親権者以外の引率による入国も「WEG申請」の対象です。(祖父母、兄弟等も含む)
【未成年者】単身留学におけるフィリピン入国のガイドライン
18歳未満の未成年者が、フィリピンに「単身留学」する場合の準備について紹介しています。
9Aビザ(短期滞在ビザ)を申請するケース
上記の通り、日本国籍者がフィリピンに語学留学するケースでは、ビザ申請は不要です。しかし、国籍や状況によって「9Aビザ(短期滞在ビザ)」を事前申請するケースもあります。
9Aビザ(短期滞在ビザ)とは、最長59日まで滞在が許可される短期滞在ビザのことです。主に「観光目的」「ビジネス目的」で利用されます。
フィリピン留学では、以下のようなケースで利用されることがあります。
- 中国国籍の方による語学留学
- 台湾国籍の方による語学留学
- 一部のビジネス目的を伴う語学留学
9Aビザ(短期滞在ビザ)の申請には、オンラインビザアプリケーションシステム(OVAS)の作成をはじめ、経済能力、職業を証明する書類が必要です。
ビザ以外の事前準備
- (1)学校への入学申請
- (2)パスポートの取得・更新
- (3)航空券の購入
- (4)海外旅行保険の加入
- (5)e-Travel 登録等
フィリピン留学・セブ島留学の準備ガイド
最新情報に対応したフィリピン留学・セブ島留学の「準備〜帰国」までの流れを更新しています。
フィリピンでのビザ手続き(2024年12月2日時点)
フィリピン留学中は、滞在期間に応じたビザ手続きが「必要」です。
ただし語学留学では、各申請を学校側が代行するケースが多くなっています。
フィリピン留学中に必要なビザ一覧
- SSP
- SSP I-Card(SSP E-Card)
- ACR I-Card(TVV)
- 滞在ビザの延長
- ECC
「短期留学生」と「観光客」で、必要なビザの種類が異なります。
留学生(短期語学留学)
留学期間 | SSP | SSP I-Card | ACR I-Card(TVV) | 滞在ビザの延長 |
---|---|---|---|---|
1〜4週間 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
5〜8週間 | 必要 | 必要 | 不要 | 必要(1回延長) |
9週間以上 | 必要 | 必要 | 必要 | 必要(2回目以降の延長) |
観光客(短期滞在)
滞在期間 | SSP | SSP I-Card | ACR I-Card(TVV) | 滞在ビザの延長 |
---|---|---|---|---|
1〜4週間 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
5〜8週間 | 不要 | 不要 | 不要 | 必要(1回延長) |
9週間以上 | 不要 | 不要 | 必要 | 必要(2回目以降の延長) |
詳細
- | 有効期限 | 費用目安 | 転校時 | 出国時 |
---|---|---|---|---|
SSP | 卒業予定日(地域による) | 6,800ペソ | 失効する | 失効しない |
SSP I-Card | 1年間 | 3,500ペソ | 失効しない | 失効しない |
ACR I-Card(TVV) | 1年間 | 3,500ペソ | 失効しない | 失効する |
滞在ビザ | 30日間(1回の申請あたり) | 3,000〜4,500ペソ | 失効しない | 失効する(再入国時は1日目〜) |
SSP
SSP(Special Study Permit)とは、フィリピンの語学学校で勉強するための「就学許可証」です。外国人がフィリピン国内で勉強するために必要なビザで、フィリピン留学において、SSPの取得は必須となります。
フィリピンの法律で取得が義務付けられているため、たとえ短期留学であっても、SSPの取得無しで授業を受けることは違法行為となります。
SSP申請には「パスポートのコピー」「証明写真」「費用(約15,000円~20,000円)」が必要です。一般的な語学学校では、学校側が申請をサポートします。
初回申請で、語学学校の卒業予定日(最長6ヶ月)まで有効ですが、留学期間の延長時、学校の転校時には再申請が必要となります。
セブ・バギオ地域の留学:9週間以上の留学は「帰国時の航空券」の提出も必要です。
日本在住の中国国籍の方:無査証で入国された際、SSPの対象外(フィリピンでの就学許可が下りない)ため、事前のビザ申請(9Aビザ)が必須となります。
SSP(有効期限)
留学地域 | SSP(初回期限) | 延長可否 |
---|---|---|
セブ | 卒業予定日 | ◯ 延長可 |
バギオ | 6ヶ月 | ◯ 延長可 |
クラーク | 3ヶ月 | ◯ 延長可 |
SSP I-Card(SSP E-Card)
SSP I-Cardとは、SSPに付属した外国人登録証です。一部の移民局では「SSP E-Card」と呼ばれることがあります。
SSPを申請する短期留学生のみが対象ですが、たとえ「1週間留学」であっても取得する必要があります。
申請費用の目安は「約8,000円~10,000円」で、有効期限は1年間となります。
形式は「ACR I-Card」と同じですが、SSPの申請者(留学生)には「SSP」という記載が入ります。観光客の場合は「TVV」という記載が入ります。
ACR I-Card(TVV)
ACR I-Card(TVV)は、フィリピンに59日間以上滞在する、短期滞在者に取得が義務付けられている「外国人登録証」です。
Alien Certificate of Registration Identity Card の略称で、一般的に「ACR I-Card」と呼ばれます。通常、2回目の滞在ビザ延長時に同時申請をおこないます。
申請には「パスポート」「ビザの発給ページ」「証明写真」「費用(約8,000円~10,000円)」などが必要です。
通常、費用はフィリピン入国管理局の案内に従って計算されます。
ACR I-CARD Certification|Bureau of Immigration Philippines
滞在ビザの延長
日本国籍者の場合、30日間は無査証入国(ビザ手続き不要)での滞在が許可されています。
30日を超える滞在の場合「滞在ビザの延長申請」が必要となり、申請時には「申請書(TVS-CGAF-VE-2016)」「パスポート」「費用」が必要です。
フィリピンを出国すると、それまでの延長は無効となり、再入国時には無査証入国に戻ります。
滞在期間 | 費用目安 |
---|---|
4週間以下 | 不要(無料) |
5週間~8週間 | 4,140ペソ(約11,100円) |
9週間~12週間 | 9,550ペソ(約25,700円) |
13週間~16週間 | 12,990ペソ(約35,000円) |
17週間~20週間 | 16,430ペソ(約44,300円) |
21週間~24週間 | 19,870ペソ(約53,600円) |
学校の事務手数料、年齢、ビザの申請状況によって費用は異なります。通常、フィリピン入国管理局の案内に従って計算されます。
Temporary Visitor (9A) Visa Waiver|Bureau of Immigration Philippines
ECC
ECC(Emigration Clearance Certificate)は、フィリピンに6ヶ月以上滞在する方が、フィリピン出国時に提出する「出国証明書」です。
フィリピン出国前に、移民局に行き申請をおこないます。
申請には「パスポートのコピー」「証明写真」「ACR I-Cardのコピー」「ビザ延長申請時の領収書」などが必要です。6ヶ月目のビザ延長が完了していない場合、申請できないことがありますのでご注意ください。
オーバーステイの罰金、再発行時の費用
ビザ期間を超えるオーバーステイ、ACR I-Cardの再発行には費用がかかります。
罰金は安く見えますが、オーバーステイのリスクは高く、不法滞在となる場合もあります。ビザ期限には十分に注意を払いましょう。
内容 | 費用目安 |
---|---|
オーバーステイに対する罰金 | 500ペソ(1ヶ月あたり) |
オーバーステイに対する再考申立て | 500ペソ+10ペソ |
ACR I-Cardの再発行 | 250ペソ |
フィリピン入国管理局(セブ地区事務所)
2024年1月8日(月)、セブ市ロビンソンズガレリアセブの3階のフィリピン入国管理局セブ地区事務所が、セブ市Gモールの2階に移転しました。
住所 | Gaisano Mall of Cebu (G Mall 2階)(A.Soriano Ave., Cebu City) |
---|---|
営業時間 | 8:00〜17:00(月〜金) |
電話番号 | 032-345-6442(フィリピン国内から) |
メールアドレス | cebu.do@immigration.gov.ph |
エージェントは「セブ島留学センター」
セブ島留学センターは、創業12周年を迎えるフィリピン留学・セブ島留学の専門機関です。
2012年のサービス開始から「8,000名以上」の手配実績を誇ります。
安心して留学準備できるよう、経験豊富なサポートチームがお手伝いさせていただきます。
サービス一例
- (1)語学学校の入学手続き(手数料無料)
- (2)最新の入国準備をサポート
- (3)留学ガイドブックをプレゼント
- (4)現地サポート・緊急サポートに対応
- (5)カナダ・オーストラリアへの二カ国留学
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