オンライン留学の時差は？解決方法について

コロナ禍で急速な広がりを見せるオンライン留学。オンライン留学のデメリットの一つが「時差」です。

実際の経験者からも「時差があり大変だった」という声は少なくありません。当記事では国、プログラム別にどのような時差があるのか、またその解決方法をご紹介します。

2021年8月17日

オンライン留学に「時差」がある理由

オンライン留学とは、世界中の大学やカレッジ、語学学校が開講している「オンライン参加型の留学」です。

留学と呼ばれますが、実際に現地に行くわけではありません。現地で開講されている授業にオンラインで参加するプログラムとなっています。

当然のことながら、カナダの大学はカナダ時間に合わせて授業を開講しています。その授業に、日本からオンライン参加するため「時差の問題」が起こってしまいます。

オンライン留学を開講している学校が、どこの国・都市にあるのかによって、プログラムの時間帯が異なっています。

プログラムの開講時間にもよりますが、そもそも国の時差はどれくらいあるのでしょうか？オンライン留学が盛んな国の時差を見ていきましょう。

時差を確認する前に、2つの注意点があります。一つ目が「同じ国でも時間が違う」ということです。

日本の場合、北海道が9時のとき、沖縄も9時となり国内の時差は存在しません。

しかし、国土が広いアメリカやカナダは違います。西から東にかけて、太平洋時間、山岳部時間、中部時間、東部時間、太西洋時間（カナダ）などがあり、同じ国の中にも時差があります。

例えば、サンフランシスコが「13時」の時、ニューヨークは「16時」となります。つまりアメリカやカナダでは、国単位ではなく、学校がある「都市」によって時差が発生します。

ちなみにオーストラリアも、東部、中部、西部と3つのタイムゾーンに分かれています。

時差を考える時に、もう一つ知っておきたいのが「サマータイム」についてです。アメリカ、カナダ、イギリス、マルタ、オーストラリアの一部（シドニー・メルボルン等）にはサマータイムが存在します。

サマータイムとは「3月～11月」の時間を1時間早く進める制度で、日照時間が長いことから各国で導入されています。例えば、日本とイギリスと日本の時差は「9時間」ですが、サマータイム中の時差は「8時間」となります。

地域によってサマータイムの期間は異なり、北米（3月第2日曜日〜11月第1日曜日）、ヨーロッパ（3月最終日曜日〜10月最終日曜日）、オーストラリア（10月第1日曜日〜4月第1日曜日）です。（一部地域を除く）

オンライン留学の注意点としては、留学期間がサマータイムの「切り替わり日」を含んでいる場合です。例えば、10月までの授業は21時〜、11月は22時〜になったりと開講時間が途中で変わることがあります。