祈る姿に気付かされた当たり前。少女たちから教わった「本当の感謝」

プロフィール 公開日:2026/7/14

お名前:
IZUMI RENNOSUKE さん
留学時の年齢:
19歳
留学先:
フィリピン / セブ(セブ市内)
留学目的:
IELTS
滞在期間:
2026年5月〜7月(6週間)
学校:
SMEAG キャピタル校
コース:
IELTS 初級

私は今回、SMEAGのボランティア活動の一環として、My Bonita Home for Girlsという女子専用の保護施設を訪問し、施設で暮らす女の子たちとの交流会に参加した。

My Bonita Home for Girlsは、フィリピン・セブ市タランバン地区にある女子向けの保護施設である。家庭内暴力や虐待、ネグレクト(育児放棄)、家庭環境の問題など、さまざまな困難を経験した少女たちが生活している施設であり、過去の報道では、信頼していた人からの虐待など、つらい経験を抱えた女の子たちが多く入所していることが紹介されている。

私は訪問前、そのような説明だけを聞いていたため、どこかシリアスな雰囲気を想像していた。また、「スマートフォンや財布などの貴重品は大丈夫だろうか」といった不安も抱いており、無意識のうちに彼女たちに対して警戒心を持ってしまっていた。しかし、実際に施設を訪れてみると、そのイメージはすぐに覆された。施設には15歳から20歳までの約50名の女の子たちが生活しており、皆が驚くほど明るく、活気に満ちていた。そこには過去のつらい経験を感じさせないほどの笑顔、自信、そして力強い生命力があった。

特に印象に残っているのは、おやつの時間の出来事である。私たちは10数人のグループになって輪になり、ピザやドリンクを楽しんでいた。私は何気なくピザを一枚取り、そのまま一口食べてしまった。すると、彼女たちは私を優しく制止し、「We should be thankful for the food we received.(私たちは与えられた食べ物に感謝すべきです)」と言った。そして食事の前に、キリスト教の教えに基づいたお祈りを始めた。

その瞬間、私は自分の行動を振り返らずにはいられなかった。日本にも「いただきます」という素晴らしい文化がある。しかし、普段の生活の中で私は食べ物があることを当たり前のように受け止め、そのありがたさを十分に意識できていなかったのではないかと気付かされた。感謝の気持ちを表す文化の中で育ちながら、それを形式的なものとして受け流していた自分が少し恥ずかしく、残念に感じた。この経験を通して、自分が置かれている環境や日々与えられているものに対して、常に感謝の気持ちを持つことの大切さを改めて学んだ。

また、交流の中で感じたのは、彼女たちの前向きな姿勢である。彼女たちは家庭環境や過去の経験など、それぞれに大きな困難を抱えている。しかし、そのような背景を感じさせないほど明るく、自信に満ちていた。私はこれまで学業や進路について悩み、心が不安定になることもあった。しかし彼女たちは、生まれながらにして選択肢が限られた環境に置かれながらも、自分の夢や目標をしっかりと持ち、希望を失わずに前を向いていた。その姿からは、お金や地位では測ることのできない強さを感じた。

アクティビティの時間には、グループごとに計算ゲームや国当てゲーム、単語クイズなどを行った。また、ダンスや歌の発表会も行われた。特にダンス発表では、会場全体が熱気と笑顔に包まれ、それぞれが堂々と自分を表現していた。その姿は本当に輝いており、彼女たちが抱えてきた背景を忘れてしまうほどだった。私はその光景に強く心を打たれ、思わず涙がこぼれた。

今回のボランティア活動に参加する前、私は「自分たちが何かを与える側になる」と考えていた。しかし実際には、与えられていたのは私の方だった。彼女たちから学んだ感謝の心、困難に負けない強さ、そして夢や希望を持ち続ける大切さは、私にとって非常に大きな財産となった。

彼女たちのエネルギーは、私自身の夢に向かう意識をさらに高め、自分を見つめ直すきっかけを与えてくれた。そして、自分の可能性を信じて前に進む勇気を与えてくれた。また、今ある環境や家族の存在を決して当たり前と思わず、常に感謝の気持ちを持って生きていきたいと強く感じた。

今回の経験は、単なるボランティア活動ではなく、自分自身の価値観や考え方を大きく変える貴重な学びの機会となった。私はこの経験を忘れず、これからの人生に生かしていきたい。


体験談 Q & A

留学の目的を教えてください。

大学出願においてアイエルツの結果が必要だったから。

フィリピン留学を選んだきっかけ、理由とは?

コスパや教育の面で期待度が強く、Ielts 対策の勉強ができることに魅力を感じていたから。

英語は伸びましたか?フィードバックをお聞かせください。

Ielts 公式試験は受けたことはないが、毎週木曜日に行われる模擬試験でスコアが伸びていることを実感した。

フィリピン留学における失敗談、失敗エピソードを教えてください。

楽しさのあまり、留学一週間後の週末に海へ遊びに行ったが、スマホを水没させてしまったことで故障してしまい大変だった。

IZUMI RENNOSUKE

SMEAG キャピタル校


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