フィリピン留学の「お小遣い」の目安は?用途と節約方法

2025年01月21日更新

フィリピン留学に必要なお小遣い目安

フィリピン留学に必要なお小遣いは、1ヶ月あたり「20,000円~60,000円」です。

しかし、現地の過ごし方によって差があります。旅行、アクティビティ、外食を予定している方は多めの持参がおすすめです。

留学期間 お小遣いの目安
1週間 0.5〜1 万円
2週間 1〜2 万円
3週間 1.5〜4 万円
1ヶ月 2〜6 万円
2ヶ月 5〜12 万円
3ヶ月 9〜21 万円
4ヶ月 12〜28 万円
5ヶ月 15〜35 万円
6ヶ月(半年) 18〜42 万円
1年間 36万円〜

現地費用もお忘れなく

多くの語学学校では、お小遣い以外にも現地精算の費用があります。

例えば、SSP、ビザ代、電気代、教材費等は、現地到着後の校内精算になっているのが一般的です。

お小遣い以外の「現地費用」の持参を忘れないように注意しましょう。

お小遣いを使うシーン(一例)

2025年時点、現地購入の実体験から金額目安をご紹介しています。

日本円の記載目安は、1ペソ「約2.5円」で換算しています。ご渡航時には、最新の為替レートをご確認ください。

通信・インターネット

項目ペソ(PHP)円(JPY)
プリペイドSIMカード(本体)50ペソ¥125
通信データ(6GB)99ペソ¥250
通信データ(24GB)299ペソ¥750
通信データ(60GB)699ペソ¥1,750

外食

項目ペソ(PHP)円(JPY)
レストラン(日本食)350〜500ペソ¥870〜¥1,250
フードコート(モール)200〜400ペソ¥500〜¥1,000
マクドナルド120〜200ペソ¥300〜¥500
ナイトマーケット230〜500ペソ¥570〜¥1,250
スターバックス160〜200ペソ¥400〜¥500

交通

項目ペソ(PHP)円(JPY)
Grabタクシー(初乗り運賃)45ペソ¥110
ジプニー14ペソ〜¥35〜
往復航空券(セブ島 - ボラカイ島)2,600ペソ〜¥6,500〜
ローカルバス(サウスバスターミナル→オスロブ)400ペソ〜¥1,000〜
レンタルバン(セブ空港→オスロブ)5,000ペソ〜¥12,500〜

日用品

項目ペソ(PHP)円(JPY)
水(500ml)10ペソ¥25
シャンプー(6回分セット)40ペソ¥100
石けん25ペソ¥60
洗濯用洗剤(240g)30ペソ¥75
歯磨き粉100ペソ¥250
トイレットペーパー (4ロール)40ペソ¥100
カップラーメン35ペソ¥90
インスタントコーヒー(48本)125ペソ¥310
虫除けクリーム200ペソ¥500

観光・旅行

項目ペソ(PHP)円(JPY)
マッサージ(1時間)600ペソ¥1,500
映画鑑賞400〜600ペソ¥1,000〜¥1,500
水族館(セブオーシャンパーク)600〜800ペソ¥1,500〜¥2,000
ジンベエザメツアー2,800ペソ〜¥7,000〜
アイランドホッピング3,800ペソ〜¥9,500〜
ホテル デイユース2,000ペソ〜¥5,000〜

娯楽・アクティビティ

項目ペソ(PHP)円(JPY)
スキューバダイビング(体験料)4,500ペソ〜¥11,200〜
ジム 月会費(ローカル)1,300ペソ〜¥3,200〜
ジム 月会費(大手)2,500ペソ〜¥6,200〜

健康・医療

項目ペソ(PHP)円(JPY)
頭痛・解熱剤(10錠)50ペソ¥120
整腸剤(10本)800ペソ¥2,000
のどあめ(25g)55ペソ¥140
鼻風邪用の薬(1錠)7ペソ¥18

お土産

項目ペソ(PHP)円(JPY)
ドライマンゴー(100g)130ペソ¥320
バナナチップス(350g)165ペソ¥410
Tシャツ300ペソ¥750
ココナッツオイル(100ml)100ペソ¥250
ヘアオイル(100ml)200ペソ¥500

余裕を持った「お小遣い」の持参をおすすめ

初めてのフィリピン留学では、お小遣いを少なめに見積もってしまう傾向にあります。

留学開始後「思ったよりも交流が多かった」といった声も少なくありません。

とくに以下のような留学を予定している方は、多めのお小遣いを準備しておきましょう。

  • ・頻繁な外食を予定している方(外食が好きな方、交流重視の方、好き嫌いが多い方など)
  • ・旅行、観光を予定している方
  • ・アクティビティに参加予定の方
  • ・ショッピングが好きな方
  • ・スパ、マッサージを頻繁に利用したい方
  • ・門限が緩い学校に留学する方

お小遣いの節約方法

  • ・学食の活用(外食を控える)
  • ・買い出しを活用
  • ・ウォーターサーバーの活用
  • ・エアコンの節約
  • ・校内イベント、無料アクティビティの活用
  • ・日用品のシェア
  • ・日本から日用品を持参
  • ・タクシーの相乗り

学食の活用(外食を控える)

フィリピン留学での生活は、1日3食 食費込みとなっている場合がほとんどです。

学食を利用することで、外食にかかるコストを抑えることができます。

長期滞在では日々の積み重ねが大きな節約となります。週末も含めて、上手に学食を活用しましょう。

買い出しを活用

レストランでの頻繁な外食は、出費がかさみます。

レストランでの外食も素敵ですが、学校周辺のスーパーマーケット、市場などでは、食材や飲み物を割安で購入できます。買い出しも活用して、飲食費を削減しましょう。

ウォーターサーバーの活用

フィリピンではウォーターサーバーが普及しており、学校や寮内にも設置されていることが多くなっています。

水を購入する代わりにウォーターボトルを持参し、飲料費を削減しましょう。フィリピン留学の暑い環境では、日々の水分補給が大切です。

エアコンの節約

フィリピンの気候は暑く、エアコンの使用を最小限に抑えることが電気代の節約につながります。

フィリピンの電気代は高いため、多くの語学学校では、電気代、エアコン代はメーター精算になっているのが一般的です。

窓を開けて風を通す、扇風機を活用する、涼しい留学先(バギオなど)を選ぶなど、他の手段を考えるのが節約のポイントです。

校内イベント、無料アクティビティの活用

フィリピン留学では一部の語学学校で、無料で参加できる校内イベント、アクティビティが用意されています。

週末に有料の外部アクティビティに参加する代わりに、校内イベントを利用すれば、楽しい経験を費用を抑えつつ得ることができます。アクティビティへの参加は、交流を深める良い機会にも繋がります。

日用品のシェア

シャンプーや洗剤、トイレットペーパーなどの日用品は、ルームメイトや学校の友人とシェアすることで無駄な出費を抑えられます。

全てを1人で消費できない日用品は、友人と分担して購入することでも節約効果が期待できます。

日本から日用品を持参

日本製品が好きな方やこだわりがある方は、現地で割高になる日用品や衛生用品などを日本から持参するのがおすすめです。

フィリピンでは、高価な物や手に入りにくい商品もあり、あらかじめ持参しておくことで出費を抑えることができます。

タクシーの相乗り

移動の際、同じルートや目的地が重なる友人とタクシーを相乗りすれば、交通費を節約できます。

とくに、夜間や長距離の移動時には、安心感も得られ、コストもシェアできるため、おすすめの方法です。

例えば、Grabタクシーなど、料金が明確な配車アプリを利用することで、割り勘もスムーズに行えます。

お小遣いの両替はどこでする?

お小遣いに利用する「フィリピンペソ」は、空港、銀行、ホテル、現地のショッピングセンターなどで両替ができます。

現地で両替する方が多い傾向にありますが、万が一のトラブルに備えて、出発前の日本で「5,000~10,000円」を両替しておくのもおすすめです。通貨は「フィリピン・ペソ」となります。

マニラでの乗継ぎがある方は、現金を使うケースがあります。特に乗継ぎ時間に余裕がない場合には、日本での両替がおすすめです。

日本の空港での両替

日本の空港では、日本円からフィリピンペソへの両替が可能です。

空港のレートはやや高めですが、渡航前に少額を両替しておけば、現地到着後すぐに利用できる現金を確保できます。緊急用として少額を持っておくと安心です。

フィリピンの空港での両替

フィリピンの空港にも両替所があり、一般的にレートが安定しています。

ただし、空港の両替所は日本よりもレートが良いことが多いですが、市内の両替所と比べると若干高い傾向にあります。

市内の両替所

フィリピンの都市部や観光エリアには、銀行系の両替所、街中の両替所が多数あります。一般的に、市内の両替所の方が空港よりもレートが良いことが多く、少しでも良いレートで両替したい場合にはおすすめです。

信頼できる両替所を選ぶことが重要です。多くの学校では、初日のオリエンテーション時に両替についての案内があります。

日本の銀行の外貨両替

日本の銀行には、事前にオンラインで外貨両替を予約し、空港や銀行で受け取れるサービスがあります。

現地到着までに必要な額をあらかじめ確保できるため、到着時に慌てることがありません。レートも事前に確認できるため、安定した金額での両替が可能です。

現地ATMでの引き出し

現地ATMで、日本の銀行口座からフィリピンペソを引き出す方法もあります。

お持ちのクレジットカード、デビットカードが国際ATMに対応している場合、手数料がかかるものの、レートは比較的良いことが多くなっています。

ATM利用の手数料があるため、引出す金額をまとめると手数料を節約できます。

クレジットカードとの併用もおすすめ

フィリピン留学中のお小遣いの管理には、現金とクレジットカードの併用もおすすめです。クレジットカードを利用することで、紛失や盗難リスクを分散でき、現金を持ち歩く量を抑えることもできます。

一部のローカル店舗では利用できないこともありますが、ショッピングモールでの買い物、レストランでは、クレジットカードの利用が可能です。

一部のクレジットカードには「海外旅行保険」が付帯しているものもあるため、事前に確認しておきましょう。

クレジットカードは、現地ATMでの現金引き出しも可能なため、急に現金が必要になった際もバックアップとして利用できます。ただし、キャッシングには利息がかかるため、計画的な利用が大切です。

キャッシングは「金利」と「手数料」に注意

フィリピン留学中にクレジットカードのキャッシングを利用する際には「金利」と「手数料」に注意が必要です。

キャッシングでは、現地のATMから現金を引き出せるため、急な出費に対応する手段として便利ですが、金利が日割りでかかるため、利用額に応じて利息が増える点に注意しましょう。

とくに、キャッシングの利息は一般的に高めに設定されていることが多いため、短期間で返済することを心がけると余計な支出を防げます。

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