当初の目的は勿論英語の勉強でした。入学当初のクラス分けテストでのレベルは2、知識も高校時代で止まっていました。お酒が好きで、放課後や週末に台湾人や韓国人の友人たちと外食に出かけたのですが、私の発音は日本語訛りが非常に強く、お互い単語自体は知っているのに理解をしてもらえないことが多々ありました。私はとても負けず嫌いな性格です。そのため、これらのことをバネにして勉強に取り組みました。

出国前から日本人ばかりとつるまないと決めていたので、日本人は私だけの外食や週末旅行に参加したり、日本人が多い集まりでも他国籍の友だちに通訳をしたりしていました。お互いに敬意を持って、異文化を理解することは非常に大切なことだと思います。

フィリピン留学の最大の強みはマンツーマン授業です。そのため、私は全ての先生に「間違った発音をしたらすべて指摘してくれ」と頼みました。また、知らない単語は逐一訪ねメモをしました。これによって、3週間目には授業中の説明に使う単語に対する不安はなくなりました。マンツーマン授業のため、先生たちとの距離もとても近くなります。しばしば先生たちと食事に出かけたり、先生に頼まれて学校のイベントで歌を歌ったりしました。孤児院にボランティアに行ったこともありました。

もちろん不便なこともあります。WiFiは日によって不安定ですし、綺麗好きな方にはしんどいこともたくさんあるでしょう。でもそれはどの国にもあるマイナス点ですよね。日本は綺麗だけど満員電車が悲惨だというような感じ。初めは机に向かって勉強に明け暮れる日々かと思っていましたが、蓋を開けたらそんなことはありません。全てが勉強ですし、机に向かってしんどい思いをすることばかりでもありません。

全てが最高の経験だったと言い切れます。不便やマイナス点もポジティブに考える力があれば、最高の留学になると思います！